「医学常識はウソだらけ 分子生物学が明かす「生命の法則」」三石 巌
2006/06/02公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★★☆(82点)
要約と感想レビュー
三石 巌さんは60歳で白内障と診断されます。医師は「二~三年もすれば見えなくなるでしょう」と断言します。
そこで三石 巌さんは、自分で白内障を治してやろうと決心し、白内障について調べました。
文献を調べてみると、白内障の原因はビタミンCの不足だとされています。
だとすれば、これまではビタミンCが不足していたということであり、これから浴びるほどビタミンCを摂取すれば、白内障の進行は食い止められるのでは?と仮説を立てたのです。
・遺伝に基づく「個体差」ということを考慮に入れなくては、自らの肉体の健康を自分で管理していくなど、根本的にできないわけである。(p45)
三石 巌さんは、仮説を証明するために、ビタミンCを自分で注射しはじめました・・・その結果、三石 巌さんは90歳になっても、スキーにパイプ・オルガン、それに著作業を楽しんでいます。60歳で白内障と診断されてから、30年以上も目は見えていたのです・・・・・すごい。
現在のサプリメントブームの火付け役といわれる三石 巌さんの著作ですが、予想外に面白い一冊でした。
私も、三石理論を実践してみることにしました。★5つとしようと思いましたが、私自身での効果の検証はこれからですので、★4つとします。
この本で私が共感した名言
・リンゴをたくさん食べている人が高血圧になりにくいことは、栄養学的にも裏付けられている。(p28)
・明らかな肥満の人はともかく、体重の面で問題のない人がやたらとダイエットしたがるのは感心しない。・・・事実、やせている人よりも小太りの人のほうが死亡率が低いというデータもある。(p47)
・マーガリンやショートニングはきわめて危険な食品である。クローン病の原因として注目されて以来、ドイツではとっくにマーガリンの使用をやめている。(p188)
・有機野菜は寄生虫の温床にもなっている。それを防ぐために人間は知恵を働かせて農薬を使うようになったのだから、これは当然の結果だ。(p198)
▼引用は、この本からです。
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【私の評価】★★★★☆(82点)
著者経歴
三石 巌(みついし いわお)・・・1901年生まれ、慶応大・津田塾大教授を歴任。小中高・大学の教科書18冊をはじめ、著書は200冊を超える。60歳で白内障と診断されたのを機会に医学の研究をはじめ、栄養学の観点から健康自主管理が可能であることを確信し、実践、理論化。1997年、95歳で逝去。
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