【書評】「想うことが思うようになる努力―ドトールコーヒー成功の原理・原則」鳥羽 博道
2005/10/04公開 更新

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【私の評価】★★★☆☆(79点)
●コーヒー関係の本では
「すべては一杯のコーヒーから」
という本があります。
この本でも、本書でも
【使命感】の大切さを感じました。
・私が出した答えは「一杯のコーヒーを通じて
安らぎと活力を提供することこそが
喫茶業の使命だ」ということだった。・・・
そこで私は生まれて初めて自分に
与えられた使命というものを感じた。(p43)
●使命感があると、どんな壁をも
突き破るような力が出るようです。
何のためにやるのか、
自分は社会でどのような役に立っているのか
ということが、心を支えるのでしょう。
私の場合も、
無料レポート【一日一冊読みながら、メルマガを毎日発行する私の方法】
で書いたように、
よい本をできるだけ多くの人にお知らせしたい!
という思いが、4年間、毎日本を読みながら、
朝4時半に起きてメルマガを
発行している原動力になっているのです。
・儲かりそうだからやるのか、
一杯のコーヒーを通じて安らぎと活力を
提供したいと心から願ってやっているのか。
その違いは必ずどこかに
表われてくるものだ。(p95)
●使命感があっても、
壁にはぶつかります。
しかし、その壁から何かを学ぶまで
頑張り続けられるのも、
【使命感】あってのことでしょう。
・商売はなかなか軌道に乗らず、毎朝目を覚ますたびに、
倒産という二文字が頭をよぎり、四六時中、
きりきりと刺すような胃の痛みにやられたもの
だ。・・・はっと、私は気が付いた。
(そうだ。明日は潰れてもいい、
今日は一日、体の続くかぎり全力でいこう)
そう思ったことで不思議と
気が楽になったのである。(p50)
●私もドトールはよく使わせてもらっています。
150円コーヒーの先駆けとなったドトールコーヒーと
鳥羽さんの【使命感】に★3つとしました。
■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・700万円を騙し取られてしまった。・・・
それ以来、ちょっと調子がよくなって、
自分自身思い上がりそうになると、
「また落ちるぞ」という声が
聞こえてくるようになった。(p58)
・徳川家康の言葉に
「願いが正しければ、時至れば必ず成就する」
というものがある。(p76)
・現在の自分がどういう位置にあるかを知りたいと思うなら、
過去の原因を見てごらんなさいということだ。
原因を積み重ねてきた結果として今日がある。
原因と結果は一致している。
そして、未来の「果」を知らんと欲せば、つまり、
将来自分はどうなるだろうと知りたいのであれば、
今日一日積んでいる原因を見れば分かる。(p203)
プレジデント社 (1999/12)
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【私の評価】★★★☆☆(79点)
●著者経歴・・・鳥羽 博道
1937年生まれ。高校中退。ブラジルへ単身渡航。コーヒー農園などで
3年間働いた後、帰国。コーヒー会社に勤務した後、ドトールコーヒー
を設立。コーヒーチェーンを展開し、現在1000店舗(平成11月末)
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