「一億総マーケター時代の聞く技術―「明日の売れ筋」をつかむプログラム」喜山 荘一
2005/08/03公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★☆☆(76点)
●商品を売っている場合、
マーケッティングの知識が大切になりますが、
特に市場調査は専門家にまかせる場合が多いので、
いっそう市場調査におけるコツを
知ることが大事になってくると思います。
つまり、市場調査で出てきた声をどのように分析するのか、
どう理解するのかということです。
・顧客の声をマーケティングに活かそうを思うなら、
意見ではなく「事実」に
着目しなければいけない。(p3)
●このメルマガでも、よく読者からメールをいただきますが、
基本的にはこの本のように「事実」に着目するように
努力しています。
お褒めの言葉でも、批判でも、
あくまでも「事実」に着目することで、
冷静に現状を見ることができるように思います。
・「意識」と「行動」のズレ・・・
「意識≠事実」であり、「行動=事実」
とみなすのが正しい。(p88)
●営業関係の方だけでなく、
お客様の声と接する機会のある人に必須である
「お客の声を聞く技術」について
押さえておきたい基本が学べる一冊として、
★3つとしました。
■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・eメールは最初の20行が最も効果が高い。
結論、アピールポイントは最初に書く。(p16)
・一次回答は24時間以内にする・・・
苦情に対する説明は、
早ければ早いほどよい。(p136)
・コミュニティでもっとも神経を使うのは、
コミュニケーションをポジティブに維持することだ。・・・
ネガティブな発言箇所には反応せず、同時に、
ネガティブ発言の話題が波及しないように
「みなさんはどうですか?」と
話題を転換する。(p164)
・RAM(活発に発言する人)が5%以上になるように
コミュニケーションの活性化を図る。・・・
問題なのはROM(閲覧だけして発言しない人)の
存在を忘れてしまって、常連のみで閉じた雰囲気を
作ってしまうことだ。(p200)
・問い合わせ対応で用いているメールアドレスを、
常時BCCの欄に入れておく。・・・
自分が送った問い合わせの対応文が、
自分のメールソフトの受信箱にも届く・・・
自分が送った送信文が問い合わせの下に紐づけられ、
スレッド表示が成り立つ。・・・
複数の担当者で対応を分担しているときも、
どこまで対応しているか、
全員で情報を共有することができる。(p121)
CCCメディアハウス
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(私の評価:★★★☆☆:社会人として読むべき一冊です)
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