「日本政治外交史の流れ」竹内 睦泰


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【私の評価】★★★★☆(84点)
要約と感想レビュー
●最近は、歴史問題がニュースで
よく取り上げられます。
中国、韓国は首相の靖国神社参拝を批判する、
それに加えて尖閣諸島の領有権を主張する。
これは歴史戦の一つと
理解して間違いないのでしょう。
・中華人民共和国と中華民国が尖閣諸島の領有権を主張しはじめたのは、ずっとあとの1971年からである。実は、1968年から行われた学術調査の結果、尖閣諸島の周辺海域を含む「東シナ海の大陸棚には、石油資源が埋蔵されている可能性がある」ことが報告された。(p156)
●そういう中で、自分のなかでそれを解釈し、
判断し、意見を持つことが
求められるわけです。
したがって、歴史について、
より正確で効率的に学ぶ必要があると思います。
・日本人としての琉球・沖縄史やアイヌ史を知らずに、軽々しく語るべきではない。(p3)
●しかし、日本の教育現場を見ると
歴史教育に力を入れているように思えません。
現在のセンター試験は日本史、世界史、
地理からの選択です。
私は、共通一次試験は「地理」で受けました。
どうして、私が「地理」を選択したのか、
それは歴史を重要だと思いながらも、
暗記中心となる歴史にいやけがさしていたからです。
●もちろん、今は「地理」を選択したことを
後悔しています。
やはり、歴史は学ぶ必要があるのです。
そして、この本を読んだときに、
「やっと見つけた!!」と感動しました。
やっと、歴史を楽しく学べる本に出会えました。
もう一度、大学を受験したくなりました。
この本はそういう一冊です。
この本で私が共感した名言
・「沖縄県民かく闘えり、県民にたいし後世特別の御高配をたまわらんことを」(太田実)沖縄県民は立派に戦った。(p21)
・もともと狩猟や採集で自立していたアイヌの人たちは、いつのまにか和人の商品経済に組み込まれ、生活を奪われ、やがては自分たちの土地まで奪われてしまう。(p33)
・南蛮貿易のポイントを二つ。一つは、南蛮貿易はキリスト教の布教とセットで行われたことだ。まあ、これはスペイン、ポルトガルの世界征服の常套手段なんだよ。この両国は、南米でもどこでも「貿易+布教=植民地」の方程式によって植民地を世界に広げ、世界経済を支配していたのだ。(p163)
・現在、台湾がかなり親日的なのに対して、韓国(朝鮮)の反日感情は極めて悪い・・・国民性のちがいだろうか。それだけではない。はっきり言おう。戦後、中国と韓国、北朝鮮で徹底して行われてきた偏った反日教育の結果なのだ。それは、現在でも続いている。(p144)
・すでにはっきりしているのだが、竹島は日本固有の領土である。韓国が国際司法裁判所で争うのを拒否し、交渉のテーブルにつこうとしないのも、現状では不利であることがわかっているからだ。(p138)
・対馬丸にしても沖縄空襲にしても、非戦闘員の殺傷は明らかな国際法違反だ。しかし、アメリカ軍による民間人の無差別殺戮はエスカレートする。きわめつきは広島、長崎の原爆だ。(p20)
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【私の評価】★★★★☆(84点)
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