「かもめが翔んだ日」江副浩正
2004/05/28公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★☆☆☆(68点)
要約と感想レビュー
●リクルートの創業者にして
リクルート事件で引退した著者。
淡々とした本でした。
成功と失敗、喜びと悲しみが
染み出しているように感じました。
なぜか、松下幸之助の言葉を
思い出しました。
賢い人はかえって危ないんやな。
平凡な人に仕事をまかせると、
あまり成功もせんが、つぶしもせんで
平凡に時を過ごしていく。けど、
賢い人は会社を興すが、
また同時に会社をつぶすんやな。・・・
賢いから安心ではない。
賢い人は独断専行をやるから、
危険なんやな。(松下 幸之助)
この本で私が共感した名言
・現在、国債の発行残高は四百五十兆円・・・この状況が続けば国と自治体はいずれ破綻することになる。やがてはインフレになり、貨幣価値が下がる。そのときは貧富の差が開き、かつてのような慎ましやかな生活に戻らなければならなくなるだろう。(p3)
<インフレになってもお金を稼ぐ能力があれば生きていけます>
・「自ら機会を創り出し、機会によって自らを変えよ」という言葉を社訓にしてはどうか、と提案。みんなも賛同して、社訓が決まった。(p104)
<いい言葉でしたね>
・起業はボトムアップ、撤退はトップダウン(p117)
<撤退はトップダウンというのが非常に大切な気がしました>
・森ビルの森さんには「いざビルを売ろうと思うときには、買い手が突然いなくなるもんだよ」と言われていたが、私にはその実感がなかった。(p131)
<実感と現実がずれるとき、非常にまずいことになるようです>
・本田さんは豪快な方だったが、社員の配属に関してきめこまやかだった。面接試験は人事部に任せていたが、「入社後半年間は全社員を工場に配属。その間、上長である係長へ毎週業務レポートを提出させ、半年後に藤沢副社長と、半年間のレポートを読みつつ新入社員一人ひとりと一時間かけて面談し、配属先を決定している」と話されていた。(p144)
【私の評価】★★☆☆☆(68点)
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