「金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラント」ロバート・キヨサキ
2004/05/11公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★★☆(87点)
要約と感想レビュー
労働をお金にする人は労働者
最近、大学で企業家を育てる!などと言っていますが、その本当の意味がよく分かる本です。著者はよく「私はいまパイプラインを建設しようとしているのか、それともバケツで水を運ぼうとしているのか?」と自問していたという。
つまり、企業家とはビジネスの仕組みを作る人なのです。起業するのは難しいように感じますが、だれかが起業したから会社があるのであって、金持ちになりたいのならビジネスを始めるのが一番の近道なのです。
・E(従業員)はシステムのために働く
S(自営業者)は本人がシステムとなって働く
B(ビジネスオーナー)はシステムを作り出したり、管理したりする
I(投資家)はシステムにお金を投資する(p167)
重要なのは不労所得
私は、高校で、この本で言う「従業員」「自営業者」「ビジネスオーナー」「投資家」という区分けを教えてもらいたかったです。世の中を見る視点として、ビジネスの基本について学ぶことは微分積分より必要だと思います。
貧乏父さんは、重要なのは給料だと思っていますが、金持ち父さんは、重要なのは不労所得だと考えているのです。もちろんビジネスにはリスクがつきものです。リスクがあるから、大きなリターンがあるというわけです。
でも学校でビジネスを教えることは日本ではしばらくないでしょう。だからこそ、この本を読まなくてはならないのだと思いました。キヨサキさん、良い本をありがとうございました。
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この本で私が共感した名言
・「経済的自由なしには、ほんとうの自由を手に入れることはできない」金持ち父さんはよう言っていた。(p6)
<お金が大切なのではなく、経済的自由が大切なのです>
・株を買う人には絶対なってはいけない。きみが大人になったときに目指すのは、株式ブローカーが売り買いするような株を作り出す人間になることだ。(金持ち父さん)(p108)
<なるほど。社会に役立つ組織、仕組みを作り出すのが大切なんですね>
・「そんなことはあなたにはできない」という言葉はかならずしも「あなたにはできない」ということを意味しない。むしろ、それを言っている当人ができないことを意味していることの方が多い。(p135)
<私も「あなたにはできない」と言ってもらいたいタイプです。やればできるものがほとんどですから、すぐに復讐できます。>
・B(ビジネスオーナー)あるいはI(投資家)のクワドラントへの移動を考えている人は、まずは小さいところから始めること、そして、じっくり時間をかけることだ(p230)
<BとIには失敗というリスクがあります。取り返しのつかないリスクはとらないこと>
筑摩書房
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【私の評価】★★★★☆(87点)
目次
第1部 クワドラントの右側か左側か
第2部 最高のあなたを引き出す
第3部 クワドラントの右側で成功するために
著者経歴
キヨサキ,ロバート(Robert T. Kiyosaki)・・・起業家、教育者、投資家。ファイナンシャル教育会社リッチダッド・カンパニーの創業者であり、各種『キャッシュフロー』ゲームの開発者でもある。国際的なベストセラー『金持ち父さん貧乏父さん』を含めて二十冊以上の著書があり、世界中でさまざまなメディアにゲストとして登場したり記事に取り上げられたりしている
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