「考える力、やり抜く力 私の方法」中村修二
2004/04/24公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★★★(90点)
要約と感想レビュー
●世紀の大発明とされる青色ダイオードを
作った中村修二さんの自叙伝です。
会社では上司から邪魔される。
留学しては論文を書いていないので
学会では相手にされない。
すごい壁を突破して青色ダイオードが
開発されたことがわかります。
●この本を読んで、
大きな成功を達成する人の
共通点を見つけました。
それはまず、とんでもない非常識な
目標を持っています。
そして周囲から「大法螺吹き」と
馬鹿にされるのです。
そして周囲からの罵倒と成果の出ない状況から
自分に生まれるコンチクショーの力を利用して、
その壁を打ち破っています。
●ですから、そこには二つの壁があります。
高い目標を持つこと。どん底で
コンチクショーとあきらめないこと。
どちらも実際に実行するのは難しいですよね。
最近、弊誌は目標を三万部に上げました。
かなり無謀な数字とは思います。
コンチクショーと思うために
誰か「そんなこと達成できるはずないよ」
と言ってくれないでしょうか。
この本で私が共感した名言
・独創性のある仕事をするためにもう一つじゅうようなことは、私の場合には、とにかく何でも自分一人でやるというスタイルだった。(p26)
・百回やって二百回やってダメでも、「もういっちょこい」の精神で自分をいじめぬけば、必ずどこかで光が見えてくる。(p43)
・人間には二とおりある。一つは壁にぶつかるとすぐへこたれてしまう人間、もう一つは、たとえ壁にぶつかっても、必ず自分には何とかできると努力し続ける人間、この二とおりである。(W・ディズニー)(p74)
・やりとげること、完成させることが大切なのは、それが小さなことでも、人の目にとまるからだ。(p93)
・人の言うことをはいはい聞いていては埒があかない。私はようやくそのことに気がついたのだ。(p98)
・何か新しい発明をしたり、新しい発見に挑戦したりする時に、このコンチクショー精神は非常に大切だと思う。(p132)
・夜の八時には家に帰り、家族とともに食事をした。研究に熱中するあまり不規則な生活を送っても、結果が出ないことを知っていたからだ。(p152)
・重役の七割が賛成するプランは時すでに遅く、七割が反対するプランくらいでやっと先手が取れる。(松下幸之助)(p184)
・どん底に落ちることは、私にとっては再生への大いなるチャンスだった。(p205)
【私の評価】★★★★★(90点)
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