「ガルシアへの手紙」エルバート・ハバード
2004/01/27公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★☆☆(73点)
●「ガルシアへの手紙」は誰でも
一度は聞いたことがあるだろう。
100年も前の自己啓発本で、
当時4000万部も売ったという。
ローワンという将校が、
キューバにいる反スペインのリーダーガルシアに
手紙を届けるよう大統領から依頼を受け、
どこにいるかもわからないガルシアに
手紙を届けるというお話だ。
自分で課題に取り組む、
今で言う自立型人材の重要性を説いている。
●「ガルシアの手紙」の部分は本当に短くて、
ほとんどがハイブロー武蔵氏の
解説になっている。
この本、実質「ガルシアの手紙」を餌にした
ハイブロー武蔵氏の著作ではないか。
●ところが、読んでみると餌である
「ガルシアの手紙」より、
ハイブロー武蔵氏の解説のほうが
しっかりしている。
これなら、どんどん「ガルシアの手紙」を餌にして
読者を集めてほしいと思った。
■この本で私が共感したところは次のとおり。
・私の心が引きつけられる人とは、上司がいようと、
上司がいまいと、自分の仕事を
きちんとする人である。(ハバード)
・志とは、・・自分の仕事、生き方をもって、
社会の発展、進歩に、
人々の生活向上に寄与せしめたいという
強い決断である。(ハイブロー)
・天才とは、ただ、努力の継続をできる人のことをいう・・・
成功の目前で、あと少しの努力、
あと少しのがまんというところで、
いかに多くの人たちが、
あきらめてしまうことか。
塩がきれいにひくのは、
すぐに潮が押し寄せてくるためである。
実際、成功の方向に向きかけているときが、
最も困難に見えるときである。
あと少しのしんぼう、あと少しの努力で、
絶望的な状況が、
すばらしい成功に転じるのだ。(ハイブロー)
・支払われる報酬以上のことは
絶対しないという者は、
それ以上の報酬がもらえることは
決してない。(ハバード)
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【私の評価】★★★☆☆(73点)
ガルシアへの手紙
- [著]エルバート・ハ..
- 定価:880円
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