【書評】「ぼくはこんな本を読んできた―立花式読書論、読書術、書斎論」立花 隆
2003/10/01公開 更新
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【私の評価】★★☆☆☆(69点)
要約と感想レビュー
これは自分でも分かっているつもりですが、飲み会で5000円払う時と、本屋で5000円払う時では、"やっぱり本屋で5000円のほうが高いな"と思ってしまう自分がいます。
これだけ、素晴らしい本と出会ってきた私でもそうなのですから、本を買わない人の気持ちはよくわかります。
それでも、やはり意識して本を買わなくてはならないのです。「本当に価値のあるものに投資する」という修行と思って、本を買わなくてはならないのでしょう。
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この本で私が共感した名言
・金を惜しまず本を買え。本が高くなったといわれるが、基本的に本は安い。
・文明社会というものをなぜヒトが築くことができたかというと、これはすべてヒトの知的欲求の歴史的積み重ねがなしたものといってよいでしょう。
・知的好奇心を発動させ、意識化された行為をしていたときの記憶というのは、非常に鮮明に残る。
・真の過去の知の総体は、常に最新のレポートの中にしかない、というほうが本当だろうと思うわけです。だから過去の知の総体を知ろうと思ったら、決して古典に拘泥してはいけない
・本を見ていく場合、まえがき、あとがき、目次、奥付だけは必ずみなければならない。
・本を読むときには、懐疑心を忘れるな。
・とりあえず十冊買って帰る。・・・一冊、二冊という読み方をしていちゃダメですね。
【私の評価】★★☆☆☆(69点)
目次
1 知的好奇心のすすめ
2 私の読書論
3 私の書斎・仕事場論
4 ぼくはこんな本を読んできた
5 私の読書日記
著者経歴
立花 隆(たちばな たかし)・・・本名:橘 隆志 1940年生まれ - 2021年没。日本のジャーナリスト、ノンフィクション作家、評論家。1974年(昭和49年)、『文藝春秋』に「田中角栄研究~その金脈と人脈」を発表して田中金脈問題を暴いて田中角栄首相退陣のきっかけを作る。



























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