「上司が「鬼」とならねば部下は動かず」 染谷 和巳
2003/10/02公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★☆☆☆(68点)
愛情があれば相手のためを思って、
厳しく叱る。部下がいやがるであろう
命令でもためらわずに出す・・・
どんな仕事でもできなければ一人前ではない。
部下を育てるためにも、平然とした顔で
きつい仕事を命じるのである
●仕事をしていくなかで、
自分の中に原則とでもいう一本の考え方があって、
それを常に職場の人に伝えていく。
そして、それが守られない場合は、
その残念な気持ちをしっかり伝えていく、
つまり叱る。これは大切なことです。
■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・形だけの、表面だけの厳しさは
劣等部下の場合にのみ有効であり、
人並以上の心身を持つ部下には有害である
・やさしさは上司の自殺兵器ではないかと思う。
努力しない部下を許してしまう。
不注意からの失敗に同情する。
怠けている部下をなぐさめる。
部下のグチや不満を理解し、
うなずいているうちに、
部下の仲間になってしまう。
にせものの慈善家になってします。
ついにはダメな部下をかかえた、
ダメ上司になってしまう。
●この本は染谷さんの「鬼」シリーズの
さきがけとなった本です。
部下への厳しさは優しさであるということが
主題になっています。
●しかし、厳しくするという一点ばりで、
誤解をうけそうなところが心配です。
一時的にはそれでいいのでしょうが、
長期的に見ると、この本を読んで
失敗する人が沢山いそうです。
部下のやる気をなくしてしまう
厳しいだけの上司がいることを
忘れてはなりません。
上司が「鬼」とならねば部下は動かず (新潮文庫)
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染谷 和巳
新潮社
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【私の評価】★★☆☆☆(68点)
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