「指揮官」児島襄
2002/08/23公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★☆☆(77点)
要約と感想レビュー
部下に必勝の信念をもたせることは容易だ。それは、勝利の機会をたくさん体験させればよい(エルウィン・ロンメル)
■ドイツ陸軍元帥エルウィン・ロンメルは
北アフリカの砂漠の戦車戦指揮官として
戦争の名人、名将と言われました。
その指揮官としての特徴としては、
現場を見る、自ら手本を見せる、
士気を高める、勝てる戦をやるなどです。
マネジメント手法として目新しさはないのですが、
これらをしっかり実践できれば、
「砂漠のキツネ」とまで言われるように
なれるかもしれません。
■この本では日本の指揮官14名、
海外の指揮官13名について
説明してもらいます。
それぞれ特徴を持った司令官が
いるので、それぞれの項目が
一冊の本になるレベルでした。
じっくり読みたい一冊です。
時間をかけたいですね。
この本で私が共感したところ
・日米戦の場合、米国は必ずや航空機と潜水艦による海上交通路破壊戦をおこないながら、次第に基地を推進して日本本土にせまるだろう・・・ゆえに、海軍はすべからく航空、潜水艦に重点をおいた軍備計画に転換すべきである、というのが、井上中将の結論だった(p23)
・ダグラス・A・マッカーサー・・・マッカーサー元帥の司令部には、参謀長はいても、ナンバー・ツーの指揮官は、いない。「マックの下では一流になってはならぬ」と軍人仲間でささやかれ、自然にマッカーサー元帥の幕僚には、、"二流"人物がならび、さてこそ、元帥自身が休暇もとらぬ勤勉ぶりを発揮するゆえんでもある(p172)
・バターン攻略後、米比軍捕虜は半島から移動させられた。その行進で約2300人の米兵捕虜が倒れた・・・行進で捕虜が倒れたのは、行進させたのもさるものながら、その前に空腹と疾病で衰弱していたからであり、衰弱の原因は、マッカーサー元帥のろう城命令の遅延による食糧不足にあったはずである(p174)
▼引用は以下の書籍からです。
【私の評価】★★★☆☆(77点)
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