「富の未来 上巻」A. トフラー H. トフラー

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富の未来 上巻

【私の評価】★★★☆☆(71点)


■2006年ですから
 10年前に書かれた一冊です。


 当時は石油価格が高騰し、
 中国の経済発展が
 注目されていました。


 時代とともに富の形は変わり、
 富を持つ人も変わっていくのです。


・経済力の通信がまずは
 中国から西ヨーロッパに移動し、
 つぎにアメリカに移動し、
 いまは歴史の大きな円運動が完成して、
 数世紀ぶりにアジアに戻ろうとしている(p134)


■驚くべきことは
 石油価格暴落の可能性、
 戦争・テロによる難民の多量発生を
 予言しています。


 歴史の流れを考えれば
 分かることなのかもしれませんが、
 洞察力があるのですね。


 トフラーさん、
 良い本をありがとうございました。


───────────────


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


・問題は富を誰がもち、
 誰がもっていないかであり、
 どのような目的に使われるかである(p48)


・世界のどの国でも、階層型の官僚組織が
 政府の日常業務を担っており、
 批判をうまくそらし、ひとつの変化を
 数十年も遅らせる術を心得ている(p82)


・グローバル化に反対して終わりのない
 運動を続けてきた団体は・・
 世界の指導者が集まる国際会議が
 開かれるとデモ隊に取り巻かれるので、
 国際会議が辺鄙な保養地で開かれ、
 治安部隊が厳重に警備するようになった(p169)


・原油価格が過去最高に達したいま、
 産油国が打撃を受けるとは
 考えにくいかもしれない。
 だが、考えにくいことが起こるのが
 世の中の常だ。
 アメリカで景気が冷え込むか、
 中国で恐慌が起これば・・
 原油価格がふたたび急落することに
 なりかねない(p174)


・戦争とそれに密接に関連するテロが、
 「グローバル化の逆転」をもたらす
 明らかな要因になる・・・
 資本逃避のきっかけになりうるし、
 国境を越える難民の潮流を
 止められなくなりうる(p176)


・コンテナは生物兵器を運んだり、
 テロリストの密航に使われたり、
 違法なドラッグや武器などの
 危険なものの密輸に使われたりする
 可能性がある。
 現在、アメリカでは約2%が
 検査されているにすぎない(p184)


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【私の評価】★★★☆☆(71点)



■目次

第1部 革命
第2部 基礎的条件の深部
第3部 時間の再編
第4部 空間の拡張
第5部 知識への信頼
第6部 生産消費者


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