「パンツを脱ぐ勇気」児玉教仁

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パンツを脱ぐ勇気

【私の評価】★★★★★(94点)


■三菱商事の宴会部長が、
 ハーバードMBA留学でパンツを脱いだ。


 こんな熱い話があるとは!


 この本は、無口な田舎者の著者が、
 米国留学、三菱商事入社、ハーバード留学と
 歩みながら、だんだんと
 パンツを脱いでいく物語です。


 パンツを脱ぐとは、
 心のよろいを脱ぎ去り、
 そのままの自分でいるということ
です。


・僕がつかんだアメリカや国際社会での生き方、
 それは、「パンツを脱ぐ」ということ。・・・
 心にまとっているもの、自分を無意識に防御しているものを
 すべて脱いでとっぱらってしまうということだ(p212)


■この本の最後のクライマックスは、
 ふとして思いついた
 アメリカの手羽先料理の全米大会出場。


 両親と約束したのは
 アメリカで一番になること。


 誘われて全米一となった空手大会では
 なぜか満足できなかった。
 なぜか。


 最後にわかった。


 いままでは自分は、自分の「やりたいこと」を
 やっていなかったのだ。


 でも、このアホみないな
 手羽先料理の全米大会出場は自分で決めて、
 自分でチャレンジした。


 もうパンツを脱ぐしかないのだと。


・忘れていた。
 「人を驚かせ、感動させたい」という想い。
 それがすべてであったということを。・・・・
 僕はメモをグシャグシャと潰してポケットにねじ込んだ(p221)


■私のミッションステートメントも
 「驚きと感動を創造すること


 同じミッションを持ちながらも
 私はまだ、著者のようにパンツを脱いでいないな
 と感じました。


 ほとんど寝ないで勉強した留学生活。
 父の死。
 著者のパンツを脱いだ姿が見える一冊です。


 児玉さん、
 良い本をありがとうございました。


━━━━━━━━━━━━━━━━━


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


日本は熱い国だ・・・食って飲んで、
 歌いまくり笑いまくり、ほろりと泣いて踊りまくる民族。
 島国の熱い民。激しい血潮が通うお祭りの民。
 これまでたくさんの国の人々と交わったが、
 こんな情熱あふれる怒涛のお祭り民族はほかにいない(p14)


・製品を足で押して動かすアメリカ人の工員を見て
 「作ったものを足蹴にするとはどういうことだ」
 と憤る日本側に、「足が一番力があるから」と
 きょとんとするアメリカ人
。八時間かかる製造テストの間、
 瞑想しながら臨戦態勢で結果を待っている日本側に、
 「妻とランチを食べてくる」と笑顔で去っていくアメリカ人(p95)


・「アメリカに行ってくる。いつかハーバードに行ってやる。
 そして何かでアメリカで一番になってくる」
 父ちゃんと母ちゃんは穏やかにほほ笑んでいた。(p108)


・親父がたまに言う言葉、
 「とことんやらなきゃ、つまらないよな」。
 父親は無口で酒もやらなかったが、
 何か物事をとことんやり、そして勝負を楽しんだ。
 切磋琢磨し、何かを極めようとするのが、
 とても楽しい行為と知っていた。(p135)


・事実アメリカ人はパンツを脱いだ人間を馬鹿にしなかった・・・
 ケーススタディでの発言。・・・
 教授が、クラスのみんなが一番聞きたいことは
 体重の乗ったパンチ、つまりその人の人生さえも
 載せている心の叫びだ。(p214)


パンツを脱ぐ勇気
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