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「不思議なほど仕事がうまくいく「もう一言」の極意」林 文子

2007/12/05公開 更新
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不思議なほど仕事がうまくいく「もう一言」の極意


【私の評価】★★★★★(90点)


要約と感想レビュー

今週の私とコーチとのセッションのテーマは、「コミュニケーション」でした。それに合わせて、今週のメルマガのテーマもコミュニケーションにして、いきなりこの本にぶち当たりました。


著者は、コミュニケーションを武器に、営業で実績を残し、組織の管理職としても実績を残しています。著者が長となった組織は、例外なしに短期間に成果を出していることからも、そのすごさがわかるはずです。


・私は、組織内の空気を変えることは、上司が変わらないかぎりできないと思っています。上司の振る舞いは、そのくらい大事です(p101)


著者のすごさは、非常にシンプルなことの積み上げから作られたように感じました。それは、営業マン時代は、毎日100人のお客様と会うこと。挨拶したら、必ず一言添えること。これをずーっと、続けているのです。


毎日、腕立てを続ければ腕の力が強くなるように、そうした徹底した習慣が、著者のコミュニケーション能力をものすごいものにしたのでしょう。とにかく、一言、声をかけてみる。とにかく、挨拶に一言添える。その習慣がとてつもないところに著者を連れて行ったようです。


・私は、「おはよう」とか「お疲れさま」を言うときに、必ずその人に向けたもう一言を加えるようにしています。「おはよう。・・・あら、髪型変えたんですか?(p31)


雑談のコツは、とにかく一言、話しかけることだという。人と目が合ったら、どんな場合にもニコッと笑う。そして「共通」のことを話題にするのです。


もちろん、人と話して、相手のなかに深く踏み込んでいけば、ときには反発にあったり、思いもかけない反応にあったりすることもあるでしょう。でも人はそうした人間関係のせめぎ合いのなかで成長するというのです。


私もこれから10年間くらいは、コミュニケーションの修行を続けていきたいと思いました。タイミング良く、ガツンときた一冊でしたので、★5つとしました。


この本で私が共感した名言

・友人にハーバードビジネススクールで学んだ人がいるのですが、結局ビジネスでいちばん大切なのは、いい人間関係を築くことだと教わったと言っていました。(p21)


ときどき、ふらっと話しかけるその積み重ねが固いきずなをつくっていく(p88)


・なぜ自分から一歩、踏み出さないのでしょう。(p93)


・「最初の一言」のカベを越えれば、ガラッと変わる(p180)


・本当にやる気を引き出したいなら、スタッフと顔を突き合わせ、生の声で、仕事の主旨を伝えるべきなのです。人を動かすのは、人の力しかありません。(p133)


▼引用は、この本からです
不思議なほど仕事がうまくいく「もう一言」の極意
林 文子
草思社 (2007/10/26)
売り上げランキング: 299


【私の評価】★★★★★(90点)



著者経歴

林 文子(はやし ふみこ)・・・1964年生まれ。東レ、松下電器産業勤務の後、1977年ホンダの販売店入社、トップセールスとなる。1987年BMW(株)入社。1993年新宿支店長、1998年中央支店長。いずれも最優秀支店となる。1999年ファーレン東京(株)代表取締役。4年で売り上げ倍増。2003年BMW東京(株)代表取締役社長。2005年ダイエー代表取締役会長兼CEO。現在、取締役副会長。


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