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「結局、人生はアウトプットで決まる」中島聡

2024/06/05公開 更新
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「結局、人生はアウトプットで決まる」中島聡


【私の評価】★★★★☆(89点)


要約と感想レビュー

はてなブックマークを集めるゲーム

ウィンドズ95を作ったといわれる著者に、AIに負けない自分の価値を作る方法を教えてもらいましょう。著者が世の中に知られるようになったのは、ブログに「日本語とオブジェクト思考」という記事を書いたら、「はてなブックマーク」でバズッたのがきっかけです。


著者は「はてなブックマーク」をできるだけ多く集めることが楽しくて、ゲーム感覚でブログ記事を書いていたのです。著者の中では、遊びながら書いているうちに、有名になってしまったという感じなのでしょう。


「はてなブックマークをできるだけ多く集める」という私だけの遊びが、期せずして私のパーソナルブランドを上げる(p22)

自分の好きなことだけを仕事にする

著者が常日頃から意識していることは、「自分の好きなことだけを仕事にする」ということです。著者はプログラミングが好きだから、プログラミングを仕事にしています。好きでやっているから、頑張っているつもりもないけれど、マイクロソフトでは朝から晩までウィンドズ95に必要な機能を考えていたという。


好きなことだけを仕事にしているから、苦労を苦労とも思わず、楽しみながら成果を出せるのです。もし、好きなことがわからいない人に著者が勧めるのは、ブログに興味のあることを書くことです。書いているうちに、本当に好きなのかどうかわかるのです。


好きなこと、自分が夢中になれることを見つけたほうが、あなたの人生が輝き、あなたの最大の力が出せるわけです(p32)

アウトプットで自分を育てる

著者はプログラミングが好きだから、ブログを書くのもネタに困りません。書きながら学ぶことも多く、ますます詳しくなるのです。アウトプットにリスクはありません。お金もかかりません。アウトプットすることで、自分が本当に好きなことが見えてくるので、やらない手はないのでしょう。


もし著者がブログで記事を書いていなければ、今ほど有名になって書籍も出ていなかったかもしれません。好きなこと+アウトプットが人生を作るのだと思いました。中島さん、良い本をありがとうございました。


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この本で私が共感した名言

・文章修行・・私がすすめているのがウィキペディアのリライト作業です(p175)


・食べるために仕事しなくてよくなる未来、あなたは毎日何をして生きていきますか?(p78)


・製品と一緒にその企業の株も買う・・「ニンテンドースイッチ」が発売になったとき、スイッチと一緒に任天堂の株も購入しました(p135)


・良いプレゼン・・私が伝えたかったメッセージをおみやげとして持って帰ってもらうのです(p237)


▼引用は、この本からです
「結局、人生はアウトプットで決まる」中島聡
中島聡、実務教育出版


【私の評価】★★★★☆(89点)


目次

1 結局、アウトプットが最強の武器である
2 すべては「書く」ことから始まる
3 「書く」を深めて自分をプロデュースする
4 「話す」アウトプットで相手を一気にファンにする
5 「話す」を深めて自分の価値を最大化する
6 みんなが一番知りたい「続ける」技術



著者経歴

中島聡(なかじま さとし)・・・「永遠のパソコン少年」ソフトウェアエンジニア。1960年北海道生まれ。早稲田大学高等学院、早稲田大学大学院理工学研究科修了。高校時代からパソコン系雑誌『週刊アスキー』において記事執筆やソフトウェアの開発に携わり、大学時代には世界初のパソコン用CADソフト「CANDY」を開発。1985年に大学院を卒業しNTTの研究所に入所。1986年にマイクロソフト株式会社の日本法人に転職。1989年には米国本社に移り、Windows95、IE、Windows98のソフトウェア・アーキテクト(ソフトウェアの基本設計・設計思想を生み出すプログラマー)を務める。2000年に米マイクロソフトを退社し、ソフトウェア会社のUIEvolution(現・Xevo)を設立してCEOに就任、現在に至る。2004年からブログ「Life is beautiful」およびメルマガ「週刊Life is beautiful」を発行。2018年8月、NPO法人「Singularity Society」を設立。「AI時代に人間が幸せに生きる方法」を模索している。


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