売り込まないで売る方法とは?「自宅で年収1000万円「ひとり代理店」で稼ぐ新しい起業の教科書 初期費用ゼロで、誰でもできる超具体的ノウハウ」小宮 絵美
2024/05/15公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★★☆(86点)
要約と感想レビュー
ひとり広告代理店とは
著者は「ひとり広告代理店」として、自宅で仕事をしています。広告代理店で働いていましたが、これなら自分でもできる!と起業したのです。
広告代理店でやっていることは、お客様から頼まれた仕事をできる人に依頼することです。例えばWebサイト制作なら、お客様から聞き取った内容をデザイナーに伝えるだけです。そして、お客様に進捗状況を報告すること。できた製品を納品すること。レンタルサーバーの支払い、Webページのメンテを含めてやってあげることくらいです。
広告代理店は、お客様に代わって面倒くさい仕事を「できる人」に振って、やってもらっているだけなのです。
「ひとり代理店」は、「できる人に仕事を振る」ことが仕事です(p14)
口ぐせは、代わりにやりましょうか?
著者はお客様の開拓のために、売り込むことはしないという。著者がやっていることは、名刺交換したときに、「この名刺、いいですね!」と褒められたら、「おつくりしましょうか?」と言うだけだという。人と話していても、あくまでも聞き手に回ります。相手の話を聞いて、困っていること、面倒くさいと思っていることがあれば、「代わりにやりましょうか?」というだけなのです。
そして小さな仕事から信頼関係を作っていき、何でも相談してもらえる関係を作るのです。お客様から相談を受けたら、仕事につながらないとしても、やり方を教えたり、できる人を紹介することもあるという。こうしたいつも困ったときに助けてくれるという人間と認識してもらえれば、何でも仕事を依頼してもらえるし、請求書に何も言わず支払ってくれるお客様となるというのです。
「〇〇が大変」には「代わりにやりましょうか?」(p122)
信頼してくれる顧客を作り上げる
広告代理店の付加価値は、なんでも相談に乗ってくれることと、最低限の成果を出せる人脈を持っていることだと思いました。そしてひとり広告代理店に壁があるとすれば、「この人に頼みたい」と信頼してくれる顧客に思ってもらえるのかということだと思いました。
やはり小さい仕事を請けながら、信頼関係を作っていくというプロセスになるのでしょう。人間的な魅力が試されるのが、ひとり代理店だと理解しました。小宮 さん、良い本をありがとうございました。
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この本で私が共感した名言
・確定申告のサポート団体で紹介してもらう・・できる人を紹介してもらえる団体と考えると、それだけでもお金を払う価値があります(p69)
・「道案内の看板」・・わかりにくい場所にある店舗や会社に誘導看板をおすすめしましょう(p196)
・バス広告・・ステッカー・・ポスター・・車内で流れるアナウンス放送(p176)
【私の評価】★★★★☆(86点)
目次
第1章 経験なし・センスなし・お金なしでできる「ひとり代理店」
第2章 具体的には、どんな仕事をするのか?
第3章 実践!「ひとり代理店」として最初の売上げをあげよう
第4章 仕事がどんどん舞い込む営業術・仕事術
第5章 定期的に依頼がある「おいしい仕事」で売上げを安定させる
第6章 お客様の紹介が続いていく仕事の進め方
第7章 "実践例"ひとり代理店で年収1000万円をめざす仕事の広げ方
著者経歴
小宮絵美(こみや えみ)・・・ひらり宣伝社代表。短大卒業後、地元・広島県のシステム会社の営業を経て、広告代理店に転職。営業トップの成績を残すなど10年半のキャリアを積む。転勤族の夫と全国を転々とする中、広告代理店時代のお客様から「あなたにお願いしたい」とオファーを受け、2017年に「ひとり広告代理店」として自宅起業。その後、拠点を移しながら、東京・愛知・大阪・広島・福岡など5年で100社以上の顧客を抱えるまでに成長。大企業から個人商店まで幅広い顧客を担当し、紹介のみで業績を伸ばし続けている。きのこ検定1級を取得するほど、きのこ好き
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