人生を変えるほど感動する本を紹介するサイトです
本ナビ > 書評一覧 >

「「どうせ自分なんて」にサヨウナラ ―いつも自信がなかったあなたが、 劇的に変わる44の方法」吉田こうじ

2024/02/21公開 更新
本のソムリエ
本のソムリエ メルマガ登録[PR]

「「どうせ自分なんて」にサヨウナラ ―いつも自信がなかったあなたが、 劇的に変わる44の方法」吉田こうじ


【私の評価】★★★★☆(81点)


要約と感想レビュー

「みじめ中毒」とは

本のソムリエが、近くの図書館でイベント「おとなの読書大学:気持ちが疲れた時に心安らかになる方法」で話した内容と、同じことが書いてあるので紹介します。


世の中には、常に気持ちが疲れている人がいるそうです。著者は、「みじめ中毒」と表現しています。自分は無力で無能で、社会に存在する価値がないと自分を諦めている人たちがいるのです。著者が「みじめ中毒」の人におススメするのは、「あるもの探し」です。毎日を振り返って、感謝できること、成長できたこと、貢献できたこと等を書き出すのです。


次に著者がおススメするのは、良い言葉のアファーメーションです。例えば、「私はもっと自分のことを大切にしていいし、もっと自分のことを信じてもいい」と口にすることで、自分への禁止令を緩めるのです。


私は親の期待に応えなくてもいいし、自分を犠牲にしなくてもいい(p68)

感情を言語化する

「みじめ中毒」の人は、「相手に自分が受け入れられているかどうか?」と相手の顔色を極端に気にします。「みじめ中毒」の人は、「ちゃんとしなきゃ」とちゃんとできない自分を否定します。「みじめ中毒」の人は、「自分さえ我慢すれば」と考えて、感情を抑圧してしまうのです。そうした感情が、日常生活の中で突然むくむくと表に出てくるのです。


こうした自分を否定する思考を変えていくためには、まず、感情を言語化することです。そして言語化した自分の感情と対話し、ちゃんとしなくてもいいし、人に弱みを見せてもいいのではないか、私は私の人生をもっと自由に生きてもいいし、もっと幸せになってもいいのではないか、などと、的な解釈を見つけていく作業が必要なのです。


私は嫌いな人にまで好かれようと頑張らなくていい(p68)

自分に対する信頼感

私は私のままでいいという前提があれば、相手の立場も配慮する余裕ができるのではないでしょうか。つまり、自他肯定です。そうした自分に対する信頼感を持つためには、自分で自分に約束をしたら、それを確実に実行するという経験を繰り返すことが大切だという。


できるだけ簡単な約束からはじめて、それができるようになったら、少しハードルを上げてやってみるのです。


このように「みじめ中毒」の人に対し、これからは一緒に歩いていきましょうと寄り添う一冊でした。吉田 良い本をありがとうございました。


無料メルマガ「1分間書評!『一日一冊:人生の智恵』」(独自配信)
3万人が読んでいる定番書評メルマガ(独自配信)です。「空メール購読」ボタンから空メールを送信してください。「空メール」がうまくいかない人は、「こちら」から登録してください。

この本で私が共感した名言

・自分イジメを否定すること自体が、自分イジメになる(p8)


・「透明着ぐるみバリアー」を着用する(p142)


・ありたい自分になるためのパワードスーツ・・を着用する(p143)


・モデリング・・もしあの人だったら、いまの私と同じような状況で、どうやって乗り越えていくのだろう?(p265)


▼引用は、この本からです
「「どうせ自分なんて」にサヨウナラ ―いつも自信がなかったあなたが、 劇的に変わる44の方法」吉田こうじ
吉田こうじ、ライトワーカー


【私の評価】★★★★☆(81点)


目次

第1章 あなたは「みじめ中毒」になっていないか?
第2章 何があなたを「みじめ中毒」にしているのか?
第3章 思考と感情―あなたをみじめにさせているもの
第4章 いますぐはじめよう!自分を変えるテクニック"日常生活編"
第5章 自分イジメをやめてみじめ中毒から抜け出そう"実践編"
第6章 自己肯定感を高めるテクニック"実践編"
第7章 怖れを克服し支配する
第8章 さあ、新しい人生の一歩を踏み出そう



著者経歴

吉田こうじ(よしだ こうじ)・・・メンタルトレーナー1967年宮城県仙台市生まれ、仙台市在住。全米NLP協会認定トレーナー、米国NLP協会認定コーチ。LABプロファイルコンサルタントトレーナー。
バンド活動に明け暮れ、大学を中退しミュージシャンを目指すも才能の限界を感じて挫折。その日暮らしのフリーター生活を送る中、地下鉄工事のアルバイトで知り合った男性に言われた「俺みたいな人生を送ったらダメだ」という言葉で一念発起し1990年消費者金融会社に就職。30代前半で支店長、40代には当時最年少で新宿営業部の営業部長となり、その後、人事部で採用や教育に携わった後、600名のコールセンター教育責任者となる。2011年、単身赴任先の東京で東日本大震災を経験。それまでの人生観が激変。翌2012年に会社を退職し独立。現在は、研修講師としてビジネスと心理学を融合させた独自の研修プログラムで活動する一方、行列のできるメンタルトレーナーとして「毒親問題」「愛着問題」「中年の危機問題」など、生きづらさを抱えた方が、ありのままの自分として伸びやかに生きるサポートを行う。YouTubeでも積極的に「心の問題」について発信している。


この記事が参考になったと思った方は、クリックをお願いいたします。
↓ ↓ ↓ 
 にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ


ブログランキングにほんブログ村



<< 前の記事 | 次の記事 >>

この記事が気に入ったらいいね!

この記事が気に入ったらシェアをお願いします

この著者の本


コメントする


同じカテゴリーの書籍: