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「評価される人になる技術」岡田洋介

2023/09/27公開 更新
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「評価される人になる技術」岡田洋介


【私の評価】★★★★☆(82点)


要約と感想レビュー


上司は自分のために働く社員を引き上げる

企業の人事評価を指導してきた著者に、会社組織の中でどうやって評価されるのか、出世の秘訣を教えてもらいましょう。一般的に下に厳しく上しか見ない「ヒラメ上司」は、嫌われます。しかしよく考えてみると、「ヒラメ上司」ばかりいるということは、「ヒラメ上司」でないと出世しないのです。


当たり前の話ですが、部下の評価は上司が行います。上司から評価される人間にならなければ、出世できないのです。著者は上司からあなた自身が信頼され、一緒に仕事をしたくなる人になることが出世のコツだというのです。結局、上司は自分のために働く社員を引き上げるのです。


評価は上司が行います。そして、上司も人であり、感情を持っています・・どんな上司であっても能動的に評価される技術が重要になります(p4)

上司をお客様と考える

評価される人の特徴は、「上司をお客様と捉え、上司が最優先」と考えている人です。ヒラメなのです。だから、上司に「目標達成のために、私ができることはあるでしょうか?」と質問しましょう。上司の仕事をサポートして、上司が持っていない強みをPRするのです。仕事の進捗を、上司に定期的に報告するのもよいでしょう。


上司と良い関係を築くために感謝の気持ちを伝えていきましょう。上司からアドバイスをもらったら、すぐに実行し、その結果を報告するのです。上司の興味のある趣味や凝っていることがあったら、自分もやってみましょう。もし上司がゴルフが趣味ならゴルフをやってみればいいのです。共通点があると、話しやすく、親しくなれるのです。


上司との「共通点」を見つけましょう・・上司のレアなこだわりや趣味を聞き、それを自分も体験してみる(p99)

「じぶん評価基準」を作る

著者の最後の提案は、「じぶん評価基準」を作ることです。会社からの評価に、一喜一憂しているということは会社にコントロールされているということです。もし、自分で考えて「じぶん評価基準」を作り、自分で自分を評価すれば、会社からの評価は、いくつかの評価の中の1つになり、気持ちが楽になるはずです。


例えば、家族と良い関係を築いているだろうかという評価基準があれば、そのために何をしていくのか考えていくことになります。例えば、社会に貢献するという点では自分をどう評価できるのか、考えていろいろ行動してみるのです。まず、会社から評価されることに注力し、最終的には自分で自分の人生を評価して、満足できるものにしていくという視点は大事だと思いました。岡田さん、良い本をありがとうございました。


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この本で私が共感した名言


・上司があなたに期待することを言葉にしてもらいましょう(p87)


・「共通点」と「相違点」で関係性が培われてきたら、「たまに図々しさを発揮する」こともやってみるとよい(p100)


・収入のための仕事3日間、やりがいのための仕事1日間、成長のための仕事1日間(p149)


▼引用は、この本からです
「評価される人になる技術」岡田洋介
岡田洋介、ぱる出版


【私の評価】★★★★☆(82点)


目次


第1章 なぜ今、「評価される人になる技術」が必要なのか
第2章 評価される人は「上司こそが最重要顧客」と捉える
第3章 評価する上司のホンネと接し方
第4章 評価される人だけが知っている「本当のアピール法」
第5章 自分のキャリアを豊かにする「じぶん評価基準」
第6章 評価される人になるための「とっておきの習慣」



著者経歴


岡田 洋介(おかだ ようすけ)・・・株式会社アクティベーションコンサルティング代表取締役。人事評価コンサルタント、経営人事コンサルタント、組織開発コーチ(日本で約200名のORSCC有資格者)。早稲田大学商学部卒業後、日本ブレーンセンター(現:エン・ジャパン)に入社。在籍時は、経営人事のトップコンサルタントとして、管理職教育を含む研修実績は延べ400開催以上、人事評価に関しては延べ100社以上の指導を行う。2018年に独立。1万枚以上の評価シートを実際に指導する中で、評価されている社員がやっていることを整理。さらに現在は、日本では200名しかいない組織開発コーチングの有資格者(ORSCC)としての活動も行い、「心理的安全性」「共感的な対話」「自分と向き合う勇気」をテーマにした研修やセッションを開催している。


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