「70歳現役FPが教える 60歳からの「働き方」と「お金」の正解」浦上 登
2023/08/27公開 更新本のソムリエ [PR]
Tweet
【私の評価】★★★☆☆(70点)
要約と感想レビュー
人生100年時代では、60代とは新たな人生への出発点であり、60歳から働くことを推奨しつつ、ファイナンシャルプランナーとしてお金の基本について教えてくれる一冊です。老後の2000万円問題がありましたが、定年後も働くとすれば資金的には困ることはないのです。
まず、最初にやりたいのは、定年後に自分にはいったい何ができるのか、自分のキャリアを棚卸することです。会社の再雇用制度を利用してもよいし、個人事業主としてフリーランスとして働いてもいいし、独立・起業してもよいのです。
個人事業主として働くなら、青色申告することで多くの経費を必要経費として節税することができます。また、小規模企業共済は、という小規模企業の経営者や役員、個人事業主などのために積立による退職金制度もあるのです。
定年後について今のうちから稼げる自分を作っていきたいものです。こうした本を読んで準備しておきたいものですね。
無料メルマガ「1分間書評!『一日一冊:人生の智恵』」(独自配信) 3万人が読んでいる定番書評メルマガ(独自配信)です。「空メール購読」ボタンから空メールを送信してください。「空メール」がうまくいかない人は、「こちら」から登録してください。 |
この本で私が共感した名言
・民間保険は社会保険の補完として考える(p179)
・損害保険で必要なものは、自宅を火災から守る火災保険、万一の時の個人賠償責任保険(p190)
【私の評価】★★★☆☆(70点)
目次
第1章 60代は新たな人生の出発点
第2章 本当の自分と向き合いやりたい仕事を捜す
第3章 定年後に向けての具体的な準備
第4章 年金はいくらもらえるか
第5章 節税のやり方
第6章 老後資金の増やし方
第7章 保険について知っておくべきこと
著者経歴
浦上 登(うらかみ のぼる)・・・1951年東京築地生まれ。現在71歳の現役ファイナンシャル・プランナー。筑波大学付属中学・高校から早稲田大学政治経済学部を卒業後、三菱重工業に入社し、海外向け発電プラントの仕事に携わる。ベネズエラ駐在、米国ロスアンゼルス営業所長などを歴任。その後、三菱重工グループの保険代理店に移り、取締役東京支店長。2017年にサマーアロー・コンサルティングを設立、企業コンサルティングとともに、FPとしてのアドバイス業務を本格的に開始。日本FP協会フォーラム講師、駒沢女子大学特別招聘講師などを務める。
この記事が参考になったと思った方は、クリックをお願いいたします。
↓ ↓ ↓
この記事が気に入ったらいいね!
コメントする