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「人生を変える新しい整理整頓術 人間関係のおかたづけ」堀内 恭隆

2023/06/14公開 更新
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「人生を変える新しい整理整頓術 人間関係のおかたづけ」堀内 恭隆


【私の評価】★★★★☆(89点)


要約と感想レビュー

「どうでもいい相手」を決める

月に2日程度働き、あとは家族とゆっくり過ごしている著者が教える人間関係の断捨離です。著者のお勧めは、自分の知っている人たちを「どうでもいい箱」「一緒に過ごしたい箱」「理由なく惹かれる箱」に入れること。


そして、「どうでもいい箱」に入っている人からは、できるだけ離れるようにします。つらい人間関係からは逃げるのです。もし、「どうでもいい相手」と接しなくてはならないのであれば、自分のストレスを最小限にする役を演じるようにします。例えば職場であれば、定例の職場の飲み会など断れないものは機械的に参加し、相手に不快な思いを与えない程度に接する。思いつきの飲み会の誘いは、できるだけ断るという対応になります。


・「自分基準」で生きていく・・やっと飲み会を断れるようになった(p136)


嫌われたくないという思いに縛られない

普通の人は、「上司という箱」に「逆らってはいけない」というルールがあると、上司に意見することができません。もし上司が高圧的になったとしても、自分の不快感を表に出せないので、「この人は踏み込んでも受け入れられるから、好きなことを言っていい」と上司は思ってしまうのです。


こうした高圧的な人と、受け入れる人といった人間関係ができてしまうと、受け入れる人は、常に自分を押し殺して生きていくことになってしまいます。著者も子どもの頃から、人からどう見られるか、人に嫌われたくないという思いに縛られていたため、いじめられることもあったという。


また、著者は絵が好きで「美大を受けたい」と両親に相談しましたが、猛反対されて、美大受験を諦めたのです。親には逆らってはいけないという思い込みによって、やりたいことができなかったのです。


・今までいろいろな形で自分を押し殺して生きてきた場合には、おかたづけ作業は本当につらいと思います・・本当に大切な人をあぶり出す(p129)


自分の本来の姿を出して、自由にラクに生きる

著者は多くの人を「どうでもいい相手」の箱に入れることで、気持ちが楽になったという。つまり、「一緒に過ごしたい人」「理由なく惹かれる人」とだけ付き合うことで、自分の本来の姿を出して、自由にラクに生きることができることになったのです。そして、自分が好きでやりたいこと、得意なことをアピールできるようになり、自分が好きで楽しくて面白いと思える仕事だけが来るようになったのです。


この本では、著者の方法で人間関係を仕分けした人の感想が、20人分記載されています。人間関係を仕分けすると、自分でも気づかなかった「本当の感情」が見えてくるようです。友達なんてひとりいればいい、場合によってはひとりもいなくていいという著者の言葉に安心しました。堀内 さん、良い本をありがとうございました。


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この本で私が共感した名言

・「なぜ惹かれるのか」は後からわかる(p110)


・「恋愛の箱に入れる人はひとりでなければいけない」という人もいれば、「何人入っていてもOK」と考える人もいます(p118)


・「理由なく惹かれる相手」は、一緒にやりたいことをする、生み出していくという「夢を叶えるパートナー」でもあります(p185)


▼引用は、この本からです
「人生を変える新しい整理整頓術 人間関係のおかたづけ」堀内 恭隆
堀内 恭隆 、 KADOKAWA


【私の評価】★★★★☆(89点)


目次

1 人間関係のおかたづけをしよう
2 やってみよう!「人間関係のおかたづけ」
3 あなたの人生を変える「3つの箱」の人の扱い方
4 「新しい箱」がつくり出すストレスフリーな人間関係
5 「人間関係のおかたづけ」ケーススタディ
6 あなたの人生が劇的に変わる運命的な関係の人



著者経歴

堀内恭隆(ほりうち やすたか)・・・第六感の専門家/ライバー作家。1976年生まれ。一般社団法人LDM協会代表理事。株式会社シンクロニシティ・マネジメント代表取締役社長。ライブ配信をしながら、本やセミナーコンテンツ、プロジェクトの企画などを生み出して発表している。社会実験として、ビジネスエコシステム(事業生態系)を研究開発。ライブ・動画配信、SNS運用、デザイン、配送、コンテンツ開発、事務などをパートナー企業に導入している。その人ならではの感性や能力によって理想の人生を実現する「LDM(ライフ・デザイン・メソッド)」を開発し、受講者は1万人を超える。月に2日程度働き、あとは家族とゆっくり過ごす自由なライフスタイルを送れるようになる


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