「30分の面談だけで売上140%達成! 社長ダイレクトZoom営業」峯村昌志
2023/04/24公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★★☆(80点)
要約と感想レビュー
ZOOM営業のよいところ
新型コロナウイルスの影響で、リアル対面営業ができなくなった著者は、オンライン営業に切り替えた結果、売上140%を達成したという。著者の商品は社員研修であり、全国の中小企業の社長ダイレクトにZOOMで売り込むことに成功したのです。
ZOOM営業のよいところは、録画機能があり「言った・言わない」のトラブルになりにくいこと。また、社長ダイレクトですから、その場で研修実施の決断を促せるのです。さらには、社長に直接、別の社長を紹介してもらえるメリットもあります。著者は「今日はどんな社長と話ができるんだろう」と、ZOOM営業がワクワク楽しみだという。
・「社長直々に面と向かって堂々と紹介をお願い」することが重要です(p211)
社長ダイレクト営業のハードル
社長ダイレクト営業には、いくつかのハードルがあります。まず、見込み客のリスト作りでは創業社長や同族社長のような、トップダウンで仕事をしている社長を選びます。大企業の天下り社長のような、主体性のない社長は除外するのです。
その次のハードルは、社長とのZOOM面談のアポイントを取ることです。そもそも電話で社長と話すことが難しい。堂々と社長を出してください、とお願いすると「社長と知り合いなのかな?」と取り次いでくれることもあるようです。
どうしても社長と直接話せない場合は、メール、FAXを利用すると、返信が来ることもあるという。電話に社長に出てもらうのは準備と慣れが必要であり、改善に次ぐ改善で成功率を高めていくしかないようです。
・テレアポがどうしてもNGなら・・コールドメールを送ってみる・・ホームページの問い合わせフォームへのメール・・社長宛てのいきなりのFAX(p94)
現場担当者との調整
社長ダイレクト営業では、社長がやる!と決断したはずなのに、現場担当者に変わると、話が進まなくなることがあるようです。現場担当者にしてみればやらされ仕事であり、やる気が出ないこともあるでしょう。その際には、状況を教えてもらい、社長にその事実をフィードバックするとよいという。
最近テレアポが多くて困っている人も多いかと思いますが、よい商品を提供しているのであれば、堂々と社長に営業すべきなのでしょう。峯村さん、良い本をありがとうございました。
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この本で私が共感した名言
・意識してゆっくり・適度にたどたどしく話せ・・(p113)
・冒頭の「今日のお話は○○○ですが、お聴きになりますか?」で惹きつける(p141)
・社長に響く「組織づくり/社員教育/人事評価/コスト削減/他社の導入実績・評価」(p120)
・社長が言ったキーワード・・社長の話した内容を適宜、要約して話す(p152)
・二択で思考と決断を迫れ・・AとBなら、社長だったらどちらがしっくりきますか?(p155)
【私の評価】★★★★☆(80点)
目次
序章 なぜ、いまこそ中小企業の「社長ダイレクト営業+Zoom面談」なのか
第1章 企業の発掘・リストアップ 篇
第2章 テレアポ 篇
第3章 Zoom面談~心構え・事前準備 篇
第4章 Zoom面談~本番 篇
第5章 Zoom面談~クロージング 篇
第6章 リピート化とご紹介、関係構築 篇
著者経歴
峯村昌志(みねむら まさし)・・・セールスパフォーマンスコンサルタント/経済セミナー講師。大学卒業後、東急エージェンシーグループほか広告会社・広告メディアなどを経て、会社経営に挑むも失敗。その後、日経メディアプロモーションに入社。「全国の中小企業の社長」をターゲットに絞った営業を展開し、研修商品をセールス。徐々に頭角を現し、優れた営業成績を残すようになる。しかし2020年春先、コロナ禍でリアル対面営業ができなくなり、数か月間ほぼ成果報酬なしという状態に陥る。そこで、営業のやり方を大きく転換。試行錯誤の末、オンライン営業「全国の社長から仕事が獲れるZoom営業メソッド」を独自に確立。コロナ前と比較して売上を140%にする。日経メディアプロモーションでの営業実績は全国の営業社員およそ200人中、2017年・2019年・2020年の新規開拓全国1位。2021年の研修セールス全国1位。「社長ダイレクト営業」商標登録出願申請中。
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