「ゲッターズ飯田の縁のつかみ方」ゲッターズ飯田
2023/04/10公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★★☆(88点)
要約と感想レビュー
下積み時代が長かった飯田さん
占いでは良いことしか信じない本のソムリエですが、どうしてゲッターズ飯田さんの占いは当たるのか、調査するために読んでみました。ゲッターズ飯田さんは芸人としては売れず、お笑いコンビ「ゲッターズ」を解散して、放送作家として仕事をしていました。趣味でやっていた占いを本格的に始めたら、大ヒットしたのだという。
売れない下積み時代が長かった飯田さんですが、考え方は前向きです。「人を喜ばせて生きていく」というプライドがあるから、売れなければ裏方として人を喜ばせはいい!と割り切って放送作家として活動していたというのです。だから、占いで相談にきたリストラされた人には、「よかったですね。その会社との縁が切れたんですね」と話しかけているという。リストラが必要な悪い会社から、よい会社に移るチャンスに恵まれたとマイナスをプラスに変換してあげるているのです。
・プライドのある人は、主役にこだわらずに輝き始めます。二番手、三番手でも、自分が輝ける場所で、独自の輝きを放つから売れるんです(p91)
飯田さんの「縁のつかみ方」
ゲッターズ飯田さんの「縁のつかみ方」は、「僕にとって初対面の人は、宝の山」とが言うように、人見知りの人と考え方が正反対であることがわかります。初対面の人との出会いはチャンスであり、挨拶は必ず先に自分から言う。ソリが合わない人は、「この人の魅力は何なんだ?」と研究対象として観察する。自分のことを覚えてもらうために、明確なキャラをつくる、など常に前向きなのです。
また世の中には変な人も、気の合わない人も多いのが現実ですが、人はみな未熟で不完全なので当然のこととしています。相手の中の良い点・悪い点を認めて、自分にも良い点・悪い点がある前提で、否定したり、見下したりせずに、互いにできる部分で助け合えばいいというのです。
・他人と気が合わない・・その人の持つ「強い欲望」と、自分の持つ「強い欲望」が合っていないだけのこと(p37)
なぜ飯田さんの占いが当たるのか
内容としては成功哲学とまったく同じであり、ゲッターズ飯田さんが占いや心理学だけでなく人間というものを理解していることがわかりまいた。そして、なぜゲッターズ飯田さんの占いが当たるのかといえば、研究の積み重ねにより、その人に合わせたアドバイスができるからではないでしょうか。
本のあちこちに、芸能界の掟も紹介されており、興味深い一冊でした。★4とします。ゲッターズ飯田さん、良い本をありがとうございました。
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この本で私が共感した名言
・好きな人に好かれないのは・・・自分のレベルを上げる・・手の届かない人のいる世界に入れるように、魅力を上げる(p64)
・恋愛・・「私たち、相性いいですよね!」と言ってみましょう(p74)
・あの人は、人のことを見下すから嫌い→それは、自分にも人を見下す面があるからです(p17)
・芸能界で長年活躍している人がよく言います。「もう一人の自分が、いつも上から眺めている」(p49)
【私の評価】★★★★☆(88点)
目次
1章 人間関係の固定観念を外せ!
2章 縁って何?―他人とどう向き合うか
3章 縁のつかみ方―人づきあいの新習慣
4章 縁の深め方―縁をつなぐもの
著者経歴
ゲッターズ飯田(げったーず・いいだ)・・・これまで6万5千人を超える人を無償で占い続け、20年以上占ってきた実績をもとに「五星三心占い」を編み出し、芸能界最強の占い師としてテレビなど各メディアに数多く登場する。『ゲッターズ飯田の五星三心占い』は、シリーズ累計800万部を超えている(2022年9月現在)。5年連続100万部を出版し、2021年は年間BOOKランキング作家別1位(オリコン調べ)と、いま日本で一番売れている作家。
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