【書評】「お金と自由をもたらす最速の稼ぎ方」船ヶ山哲
2021/12/09公開 更新

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【私の評価】★★★★☆(87点)
要約と感想レビュー
商品は販売してから作る
この本の最初に、著者の120万円の起業講座を受講した人の話が解説されています。その講座で教えてもらったのは、まず、商品は販売してから作ること。キモは商品を作ってから売るとすれば、作るのに時間がかかるし、本当に売れるのかどうかわからない。さらに、商品を作らざるをえない状況にして自分を追い込む効果もある。だから、販売してから商品を作るのでしょう。
さらに、会わずに教えることも大切なポイントです。会って教えると人の移動もあり、成約が大きいのです。録画して動画配信なら、会わずに教えることができるのです。
具体的な例としては、商品を〇〇講座(複数セミナーをセットにしたもの)とすれば、売りながら講座の内容をつめていくという方法でしょうか。また、講座を録画しておいて、それを会員が視聴できるという仕組みを販売すれば永続的に稼ぐことができます。
商品は販売してから作ればいい(p34)
100万円の商品を100人に売る
1年で1億円を儲ける方程式は、100万円の商品を100人に売ることです。普通の人ですと「100万円の商品」と言われてもピンときませんが、ダイエット食品は5000円ですが、ライザップは50万円です。相手が成果に納得すれば、50万円のダイエットが売れるのです。
著者のおススメは、100万円の商品やサービスを販売している市場を探すことです。ダイエットならライザップを真似ればよいのです。そして、その商品を購入して良い点、悪い点を分析し、弱点を改善したサービス、商品を考えるのです。
真似するだけで業界トップに追いつき、改善するだけで業界トップになれるわけです。そして、販売も真似ることで効率的に集客することができます。
100万円の商品やサービスを扱っている市場を探す(p105)
ライバルではなく仲間になる
ライバルを研究し、ライバルの欠点を見出し、改善策を自社に反映させることが基本です。躊躇せずライバルのお客様を狙うのです。
しかし究極の真似は、ライバルを真似るだけでなくライバルの商品をすべて購入し、お手伝いし、ライバルに仲間として受け入れられ、ライバルから顧客を紹介してもらうことだという。いわゆるライバルに弟子入りしてノウハウを教えてもらい、さらに紹介してもらえるとすれば成功は、ほぼ間違いないのでしょう。
商売において大切なのは、顧客リストと信頼と実績です。そしてこの本自体が、顧客リストと信頼と実績作りのためのフロント商品なのですから、素晴らしい。具体的ではありませんでしたが、考え方としては王道だと思いました。船ヶ山さん、良い本をありがとうございました。
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この本で私が共感した名言
・1000万円は、時間と労力を切り売り・・・5000万円は、その労力を他人に任せ・・・1億円は、その流れを仕組み化しパッケージングする(p44)
・1億円を狙うのであれば広告を活用し、人脈に左右されないビジネスを構築することです(p93)
・多くの人が「何にお金を使っているのか?」ということを聞く(p65)
・実績という武装に身を纏(まと)うこと(p138)
【私の評価】★★★★☆(87点)
目次
1 借金2000万円から、わずか1年で「億」を稼ぐには理由がある
2 固定概念を破壊し、新たな常識を脳に刻み込め
3 誰でもできる1億円マインドの育て方
4 1億円を稼ぐために外せない成功法則
5 1億円を稼ぐ秘訣は、逆算思考
6 価値をお金に変える仕組み
7 ビジネスを永続的に安定させる拡張戦略
著者経歴
船ヶ山哲(ふながやま てつ)・・・人脈なし、コネなし、実績なしの状態から、起業後、これまで世界に1000社以上のクライアントを獲得。そのクライアントは、上場企業から町の小さな商店まで幅広い。プライベートでは、子供の教育を最優先に考え、マレーシアのジョホールバルに在住。
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