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不安、悩みからの解放「我慢して生きるほど人生は長くない」鈴木 裕介

2021/11/25公開 更新
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「我慢して生きるほど人生は長くない」鈴木 裕介


【私の評価】★★★★☆(82点)


要約と感想レビュー

 ゲーム「スプラトゥーン2」を2000時間以上プレイし続けているという医師が教える自分らしい人生を取り戻す方法です。日本では欧米と比べ、自責の人が多いように感じます。自己評価が低く、自己肯定感も持ちづらい人が多いのです。著者はそうした人たちを心療内科医として、支援しているのです。


 よく「すみません」というのが口癖の人がいますが、たまたまマウントを取るような人が周囲にいると、「すみません」に付け入って、攻撃してくる場合があります。そうした時に、そういう言い方は気分が悪いのでやめてください、と言えないと、どこまでも攻撃は続くことになります。そうした状況にあることに気づくことが大事なのです。そうすれば、対処の仕方も考えることができる可能性が高まるのです。


・「なんだか嫌だな」「むなしいな」「徒労だ」「バカにされたような気がする」・・それをきちんと自分で認め、受け入れてみてください(p45)


 確かに世の中には自分を大きく見せるために、マウントを取りたがる人が多いのです。他人の失敗や欠点を批判するのに自分の失敗や欠点は笑ってごまかす人。そうした人の被害者にならないために大切なのは、自分の気持ちを知ることと、ラインオーバーされないようにすることです。ラインオーバーとは、自分の領域と相手の領域の境界線です。例えば、自分の心、体、生活、人生はあなたの領域です。そこに第三者に手を突っ込まさせてはならないのです。


 「こんなこともできないのか」「こんなことは常識だ」「100点でなければ0点と同じ」など、相手を一方的にジャッジするような価値観を押し付けてくる言い方をする人にも要注意です。自分のルールを相手に押し付け、相手をコントロールしようとする。これがマウントです。マウントしてくる人には、難しいかもしれませんが、自分の気持ちを率直に口に出して伝えるのが効果的です。「気分が悪いのでやめてください」と伝えたとしたら、どうしようもないヤツなら離れていくし、もし誤解なら関係は改善されるでしょう。


・まず、自分の気持ちを率直に伝えてみましょう。その際、大事なのは、「そいうことをされると、私はつらいです」・・・『私』を主語にして、自分がどう感じたかを伝える(p59)


 とはいえ、心が弱っているときには、嫌な人から離れることが大事です。自分が弱って、口に出して言えないなら、時間稼ぎのためにも自分のためにも天敵からは、逃げるのです。また、心が弱っていると判断を間違うことが多いので、できるだけ大きな判断はせずに先延ばしにするという選択肢もあります。この状況もいずれは過ぎ去ることですから、時間が解決してくれることも多いのです。


 生きづらさを感じている人は、自分なりの人生を生きている人もいることを知ることだと思います。自分のための人生ですから、自分のための人生を選びましょうというのが、この本の提案です。鈴木さん、良い本をありがとうございました。


この本で私が共感した名言

・自分のルールに基づいた自分らしい生活、自分らしい人生を取り戻し、自分の物語を生きていってほしい(p149)


・あなたを大切にしない人を、あなたが大切にする必要はありません(p64)


・最初はとんでもない要求を出してわざと断らせ、相手が罪悪感を抱いたところで、本当に通したい要求を提示する(p130)


・怒りや悲しみ、つさらなどの感情を・・・人に伝えずに我慢したりしているうちに、自分の欲求や気持ちがだんだんつかめなくなっていくのです(p121)


・人生何事も、ほどほどにポンコツでいい(p136)


・自分なりに「ああ、気持ちがいいなあ」あるいは「気分がいいなあ」と感じる瞬間を探してみましょう(p238)


▼引用は、この本からです
「我慢して生きるほど人生は長くない」鈴木 裕介
鈴木 裕介、アスコム


【私の評価】★★★★☆(82点)


目次

Contents 1 我慢せず生きていくための公平で安心な人間関係の作り方
Contents 2 会社や社会に疲れてしまった人への処方箋
Contents 3 思い込みを捨て、自分らしい人生を取り戻す
Contents 4 誰にも振り回されず、自己肯定感を保つには
Contents 5 「心地良くない」「楽しくない」と感じたものは捨てていく



著者紹介

 鈴木 裕介(すずき ゆうすけ)・・・内科医・心療内科医。2008年高知大学卒。内科医として高知県内の病院に勤務。研修医時代に、近親者の自死を経験。そうしたことが二度とおこらないようにと、研修医のメンタルスを守る自助団体「セーフティスクラム」を同級生と一緒に立ち上げ、一般社団法人高知医療再生機構にて医療広報や若手医療職のメンタルヘルス支援などに従事。2015年よりハイズ株式会社に参画、コンサルタントとして経営視点から医療現場の環境改善に従事。2018年、「セーブポイント(安心の拠点)」をコンセプトとした秋葉原saveクリニックを高知時代の仲間と共に開業、院長に就任。人々が持つ「生きづらいとう苦しみ」や「根源的な痛み」、「喪失感」に寄り添いながら、SNSや講演などでメンタルヘルスに関する橋慰問行う。Twitter:@usksuzuki


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