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「老けない人は何が違うのか: 今日から始める! 元気に長生きするための生活習慣」山岸昌一

2021/06/28公開 更新
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「老けない人は何が違うのか: 今日から始める! 元気に長生きするための生活習慣」山岸昌一


【私の評価】★★★☆☆(75点)


要約と感想レビュー

 人が時間とともに老化することは避けられませんが、良い習慣で老化を遅らせることができます。この本では糖尿病、循環器、高血圧の専門家から、研究から科学的に立証された良い生活習慣を教えてもらいましょう。


 やはり食べ物については、熱を加えない、加工度が低いもののほうが健康には良いことがわかっています。熱で滅菌することも大切ですが、熱の加えすぎにも注意が必要です。


・揚げるより焼く、焼くよりゆでる(p107)


 よく言われていることですが、適度な運動をすることで病気になりにくくなります。特に運動によりがん、血管に関わる病気になりにくくなることが証明されています。


 また、規則正しい生活が寿命を伸ばします。常に時差ボケ状態の三交代のような不規則な生活の人の死亡率は高いのです。


・週に1~2回であろうと、運動をしていれば、全くしていない人より死亡率が30%低下。さらに、がんによる死亡率は20%、心血管疾患での死亡率は40%も低下する(p130)


 結局、日本の古来の食事をいただき、早寝早起きで楽しく生活することが一番健康に良いのだと思いました。あとはちょっとの運動を生活に取り入れていく。


 健康、健康と意識するよりも、楽しくバランスの良い食事と毎日同じような生活を続けていきたいと思います。


 山岸さん、良い本をありがとうございました。


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この本で私が共感した名言

・揚げ物をよく食べる人や高度に加工された食品(インスタント食品、スナック菓子、ミートボールなどの加工肉、甘味飲料、調理済み食品など)を多くとる人のほうが寿命が短い(p80)


・AGEは体のコゲ・・・タンパク質が変性して褐色化すると香ばしくなる一方で、栄養価が損なわれる・・・糖化でタンパク質の変性がさらに進むと、毒性の強い終末糖化産物、AGEができてしまいます(p47)


・アンチAGE食品としておすすめなのは、野菜、海藻、ネバネバ食品、まいたけなどのきのこ類です(p99)


・全摂取カロリーの50~55%を糖質からとっているグループの死亡率が最低となることが示されています(p114)


・シフトワーカーは日勤労働者に比べ、冠動脈疾患や脳卒中など心血管病を起こしやすく、前立腺がんが3.5倍、乳がんが2.6倍になる(p136)


・フルーツジュースを1日に1杯以上飲む人は、そうでない人に比べて糖尿病に21%かかりやすくなり、週に3杯程度のフルーツジュースの飲用でも有意に糖尿病になりやすくなる(p162)


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▼引用は、この本からです
「老けない人は何が違うのか: 今日から始める! 元気に長生きするための生活習慣」山岸昌一
山岸昌一、合同出版


【私の評価】★★★☆☆(75点)



目次

第1章 人はなぜ老化するのか
第2章 老化物質AGEの正体
第3章 老化の原因「AGE」を抑える食習慣のルール
第4章 AGEを抑える生活習慣のルール
第5章 よりよく年をとるための秘訣


著者経歴

 山岸昌一(やまぎし しょういち)・・・昭和大学医学部内科学講座糖尿病・代謝・内分泌内科学部門主任教授/久留米大学医学部客員教授/医学博士。1963年新潟県生まれ。金沢大学医学部卒業。日本内科学会、糖尿病学会、循環器学会、高血圧学会の専門医。金沢大学医学部講師、米国アルバートアインシュタイン医科大学留学を経て、久留米大学医学部教授を10年間勤め、2019年より現職。30年以上前から老化の原因物質AGEに着目。


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