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「ビジネスで使えるのは「友達の友達」 「冬眠人脈」の底知れぬ力」デビッド・バーカス

2021/04/01本のソムリエ メルマガ登録
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「ビジネスで使えるのは「友達の友達」 「冬眠人脈」の底知れぬ力」デビッド・バーカス


【私の評価】★★★★☆(81点)


内容と感想

■ネットワーク(人脈)に焦点を当てて、
 本当の人脈を作るためのコツを
 大学教授が教えてくれる一冊です。


 米国にはネットワークビジネスという
 自分の人脈を活用した怪しげな
 商売がありますが、この本が
 焦点を当てるのは本当の人脈です。


 つまりビジネスにおいて良質な情報
 交換ができ、お互いに助け合い、
 影響しあえる関係です。


 具体的にはペイパルマフィアのような
 シリコンバレー人脈や芸術家の集まる
 サロンのようなものでしょうか。


・ホフマンが後にフェイスブックを辞めてビジネス特化型SNSのリンクトインを立ち上げたときは、ラボイスとティールが出資した。このリンクトインに事務所を提供したのも、ペイパル・マフィアのメンバーだった(p125)


■この本で指摘する人脈作りのコツは二つ。


 一つ目は、よく会っている友達よりも
 一度しか会っていない人や友達の友達
 くらいの人脈に注目すべきであること。


 いつも会っている人は、新しい情報を
 提供してくれる可能性が小さく、
 疎遠な人のほうが新しい世界を
 開いてくれる可能性が高まるのです。


 ニつ目はセミナーに参加するよりも
 何らかの活動を一緒に取り組むほうが
 親密になれるということ。


 一緒に芋煮会を企画してもいいし、
 一緒に山登りをしてもいい。
 何か一緒にやってみるのです。


・本当の意味での新しい出会いは、ネットワーキングイベントでは得られない・・・アクティビティに参加して、目の前のタスクに一緒に取り組みながら自然に関係ができるのに任せたほうがずっといい(p227)


■米国人らしく人脈について合理的な
 分析だと思いました。
 名刺交換会で名刺交換しても
 人脈が増えるわけではないのです。


 日本でも米国でも人脈は貴重です。
 まずは、自分の知っている人を
 他の人に紹介することからはじめて
 みるのが良いのではないかと思いました。


 そこから何か一緒にやれる活動があれば
 親密度は高まっていきます。WIN-WINの
 関係が作れれば最高です。


 バーカスさん
 良い本をありがとうございました。


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この本で私が共感した名言

・リフキンは・・毎日、誰かに人を紹介するというノルマを自分に課した。さらに、IT業界の起業家を中心とするコミュニティ「106マイルズ」を立ち上げ、ネットワーク作りの成果を可視化した(p13)


・エヴァン・ウイリアムズはリフキンからいくつか仕事を受注したおかげで、ブロガーというスタートアップの経営をなんとか維持することができ、2003年にグーグルに売却した。その後、ウィリアムズが立ち上げた別の事業は、のちにツイッターとなる。反対にリフキンがある会社を始めてオフィスが必要になったときは、リンクトインの共同創業者リード・ギャレット・ホフマンが、軌道に乗るまで間借りさせてくれた・・・彼(リフキン)こそは、世界で最も優れたネットワーカーだ(p11)


・ヘミングウェイはアンダーソンの紹介で著作家・美術蒐集(しゅうしゅう)家のガートルード・スタインと出会い、スタインを介してエズラ・パウンドやジェイムズ・ジョイス、パブロ・ピカソらと交流するようになる。そうした文化人はスタインのサロンに集まっては酒を酌み交わし、仕事について意見交換・・(p100)


・複数の研究から、最大の機会と最適な新しい情報は、「弱いつながり」や「休眠中のつながり」から生まれることがわかっている。つまり、長い間会っていない、話をしていない人々だ(p25)


・弱いつながりはクラスタと別のクラスタを結ぶ橋(ブリッジ)となり、新しい情報にアクセスしやすくなる(p32)


・私たちはもっと大きな世界の一分に組み込まれているのだ・・・私たちと出会うすべての人が、まったく新しい世界を開いてくれる(p64)


・金持ちはより金持ちになり、人脈が広い人の人脈はさらに広くなる(p165)


・インフルエンサー・ディナー・・・ゲストは、ほかの参加者と一緒に食事を作る・・・自分が誰であり、どんな仕事をしているかを料理中に話してはならない・・・ゲストは食事をしながら・・・それぞれの正体と職業を当て合うのだ・・・・食事が済んだら、みんなで一緒に皿洗いをする(p229)


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▼引用は、この本からです
「ビジネスで使えるのは「友達の友達」 「冬眠人脈」の底知れぬ力」デビッド・バーカス
デビッド・バーカス、CCCメディアハウス


【私の評価】★★★★☆(81点)



目次

1 弱いつながりに強みを見つける
2 ネットワークの全体像を見る
3 橋渡し役になって構造的空隙を埋める
4 サイロを見つける
5 ネットワークを総動員してチームを作る
6 スーパーコネクターを目指す
7 「優先的選択」を活用する
8 「マジョリティ」という幻想を作り出す
9 ホモフィリーに抗う
10 ネットワーキングイベントに参加しない――アクティビティを共有せよ
11 多重性で絆を強化する


著者紹介

 デビッド・バーカス(David Burkus)・・・オーラル・ロバーツ大学経営学部准教授。専門はリーダーシップ、イノベーション。2015年、経営思想家ランキング「Thinkers50」で、ビジネスの未来を形作る可能性が最も大きい新進思想リーダーの1人に選出。「Fortune500」などさまざまな企業からリーダー向け講演の依頼を受けている。「ハーバード・ビジネス・レビュー」に定期的に寄稿している


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