前向きになる方法「未来先取り日記-朝3分書くだけで、もうあなたは幸せになっている」山田ヒロミ
2021/01/18公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★★☆(80点)
要約と感想レビュー
この本では「未来先取り日記」を使ったプラス思考への転換方法を教えてもらいます。著者は5000万円の借金を負い、どうしてもマイナス思考になりがちな自分を「未来先取り日記」で前向きにしていったという。
この「未来先取り日記」の書き方は、毎日、朝に"ありたい自分"、つまり「今日はいい気分でいられた」といったような一言を書くのです。手で書いて、これからの一日がよい一日であるイメージに思いを馳せるのです。そして、願いを書く時のポイントは、"幸せに"という言葉を必ず入れることだという。
・いい感情についての言葉を入れて、本当にそれが今日起こって、夜にいい気分で日記を書いている自分になりきってみましょう(p61)
この本には49日分の前向きな「未来先取り日記」が薄字で書いてあり、私たちはそれをなぞるだけになっています。できれば隣のスペースに自分の望む未来を書いてもいいようになっています。
7週間にわたってプラスの言葉を書き、プラスで幸せな一日をイメージすることで潜在意識にプラス思考を刷り込ませるのです。文章をなぞるだけで書き方がわかり、一日3分くらいで完了できます。
・「豊かさ」についての文章を毎日読み、そしてなぞえい書きすることによって、まずは"今ここ"にある「豊かさ」に気づくことができ、少しずつ「豊かさ」が無意識に刷り込まれていきます(p108)
世の中には、どうしてもマイナス思考から逃れることが難しい人がいるのだと分かりました。プラスの言葉を書き続けることで、「私はすべてを持って存在しているんだなぁ」と実感できれば、かなりうまくいっている証拠です。
そういえば、私も職場でイジメられているとき、プラス思考の私は大丈夫だったのですが、それを見ていた上司が精神的にダウンしたことがありました。そうしたマイナス思考の人は、こうしたツールを使って強制的にプラス思考の世界を取り入れるのも良い方法なのでしょう。
山田さん、濱田さん、良い本をありがとうございました。
この本で私が共感した名言
・今日は、最高の日だった!と、まるで夜に日記を書いているかのように、その気持ちになって、先取りして朝に書いてみよう(p30)
・脳が選び出している・・・「望まない」世界ではなく「望む」世界に向ける。欲しいものが「ない」世界ではなく「在る」世界に向ける脳のトレーニング(p80)
・あなたが「望む」ことを手書きすることで、必要とされる複雑な指の動作が脳の中での神経回路を活性化させ、あなたの望みや夢への思いが脳に伝わりやすくなるのです(p88)
【私の評価】★★★★☆(80点)
目次
Prologue 49日間なぞるだけの秘密 「未来先取り日記」ができるまで
Chapter1 今日起こってほしいことは何? どんどん実現する「書き方」「使い方」
Chapter2 どうしてこんなに効果が出るんだろう? 7週間に、あなたの脳と心に起こること
Chapter3 こう書いたらこんなことが起こった! 人生が劇的に変わった7つの物語
実践 「未来先取り日記」
著者経歴
山田ヒロミ(やまだ ひろみ)・・・一般社団法人スペースクリエイト協会代表理事。ドリームスペースクリエイター。ルームセラピー考案者。見えない「幸せ」と見える「環境」をリンクする空間術を学ぶ お部屋の魔法学校 校長。
濱田真由美(はまだ まゆみ)・・・流通科学大学准教授。著者。翻訳者。研究分野は英語教育、ポジティブ心理学。大学では、心理学・脳科学に基づいた自己実現法を英語教育に組み込んだ内容言語統合型学習(CLIL)を提唱し、英語学習意欲の向上に加えて、夢を描く力や自己肯定感、幸福感を高める新しい試みに取り組んでいる。
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