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「"闇"の世界権力構造と人類の針路―「力の道」から「命の道」へ 」 中丸 薫

(2020年5月17日)|本のソムリエ
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【私の評価】★★★☆☆(70点)


■中丸薫さんとは誰なのかと考えると、
 満州に生まれ、米国コロンビア大学に学び
 著名人・指導者にインタビューしています。


 肩書は国際政治評論家となっており、
 貨幣を支配する国際金融財閥の目指す
 世界統一に警鐘を鳴らしています。


・自称国際エリートである国際金融財閥や軍産複合体の目指す「ワンワールド、一つの世界」の実体は、偽りの富としてのペーパーマネーによる支配、及び軍事的威嚇・脅迫を用いた<力の道>による支配である(p47)


■確かにドルの金融支配への挑戦を許さない力、
 原油・ガスなどエネルギー支配のための
 力の行使があるのも事実でしょう。


 通貨発行権を持っている人が
 インフレ、デフレをコントロールできる
 というのも事実なのです。


・貨幣発行権を持っていれば自由自在にインフレを引き起こし、市民の財産を略奪することができる。そのための制度が投機・取引所であり、国際銀行家は16世紀末にヨーロッパ各地で有価証券売買の市場である取引所を設立させ、続々と一般人の財産を巻き上げていった(p156)


■西欧の価値観では、企業で働くこと、
 労働者とは奴隷に近い認識であるという。


 資本家と労働者を分けて考えるのも
 奴隷制度のあった西欧諸国ならでは。


 労働を美徳とする日本とは
 相容れない点があるように感じました。

 
 中丸さん、
 良い本をありがとうございました。


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■この本で私が共感したところは次のとおりです。


・なぜ300年もの間スイスの平和が続いたかといえば、国際金融財閥の金庫の上に座っていたからに他ならない。つまり、スイスに戦争を仕掛けるというのは国際金融財閥に宣戦布告するような行為なのである(p15)


・外交問題評議会(CFR=Counil on Foreign Relations)・・は、第一次世界大戦後の1912年に創設された・・・歴代の大統領、国務長官などの各長官クラスはここから送り込まれてきた・・核心部分で「新世界秩序」の樹立を目指していた。通貨、金融、製造業界、資源の全てを自らの参加に収め、強大が軍事力、政治力、経済力によって世界を統一し、<力の道>によって世界政府を樹立しようという遠大な策謀なのである(p21)


・日米欧三極委員会は多国籍企業にとって動きやすい体制を作りながら、各国の政界、経済界、金融界、知識人、聖職者にも影響を与え、やがては各国を国民ごと支配することを狙っているのだ。その媒体として巧みに利用されるのが輸出入銀行、国際通貨基金(IMF)、信託銀行であるが・・(p28)


・第一次世界大戦ではそれぞれのロスチャイルド家が英国政府やフランス政府に資金貸与していた・・・ヒトラーのナチス政権や軍事費を支えたにもそうなら、連合国を支えたのも全く同一の国際金融財閥であった・・・偶然に起こる戦争や革命などは存在しない。全ては、当事国に資金貸与することで莫大な富を積み重ね・・・全世界を支配してしまおうとする国際金融財閥、及びその出先機関である軍産複合体によって起こされるものなのである(p41)


・ロックフェラー・・彼が管理する財産は1000兆円ともいわれ・・私は宗主のデービッド・ロックフェラーに数回会ったことがある。「ロックフェラー家の人間は人類に対する責任を持つ。私たちの富、パワー、教育施設、知識は全て人類に貢献しなければならない」というのが彼の台詞・・当所、私は彼の「世界政府」とか「世界統一」という言葉を漠然と聞き流していた(p85)


・宗教とはイコール組織である、というのが現状である今日、金銭、地位、権力に心を奪われてしまった宗教家が実に多いのは残念なことである。人間の知恵と理性が、長い歴史の過程で宗教の本質を歪めてしまったのだ(p96)


・リビア、北朝鮮、イラクに対する経済封鎖であったが、この三国に共通するのは国際金融財閥の意向に従わない国家政策をとっているということだった(p119)


・キッシンジャーは、米国民が払う税金から「農業援助資金」という名目で、イタリアの小さな銀行を介してイラクに50億ドルもの送金をしており、800万ドルの「顧問料」をもらっている。イラクがこのお金を資金に、キッシンジャーを介して武器を購入したことは言うまでもない。こうして湾岸戦争の火種が人為的にまかれた・・(p123)


・正統キリスト教を破壊すること及びロマノフ朝を壊滅することが、第一次世界大戦の隠された目的であった。この計画された大虐殺と流血のロシア革命によって、ロマノフ王朝の財宝は略奪され、正統キリスト教会は破壊された(p146)


・金融財閥は世界金融の全面崩壊に備えて、各種貴金属、原油、エネルギー源、食糧の独占をすでに図っている(p151)


・カナン・フェニキアの末裔にとっての常套手段は、ヨーロッパ諸王国の諸侯を互いに争い合うようにしむけること・・・その終着駅が21世紀の新世界秩序、つまりは世界規模での「人間牧場」であり、そこでは人類は一部のエリートに所有される家畜人間になってしまうことになる(p153)


・英国銀行は・・植民地の貨幣を禁じた。その結果、北米植民地は不景気に見舞われることになる。これが米国独立運動が始まった唯一の理由である(p159)


・ロックフェラー財団の大きな戦略に、世界の農業、食料生産・流通のコントロールがある(p161)


・麻薬貿易の障害となる者は、一国の大統領であろうと、民間人であろうと即刻排除される。麻薬貿易を平然と行う国際金融財閥の力によって暗殺された大統領、著名な政治家の数は枚挙に暇がないが、ここではアリ・ブット、J・F・ケネディ、アルド・モロの名をあげるに留めておく(p178)


・闇の権力者が支える金融は、・・そこでは利子を生む負債紙幣を無限大に印刷するなどという誤魔化しが実行される。そして利子を支払うために税金を恒久的に増大させていき、ある時点で計画的に経済危機、金融破綻を演出する。すると、一般市民は全てを失い・・(p236)


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▼引用は、この本からです。


【私の評価】★★★☆☆(70点)



■目次


第1章 スイスがわかると世界が見える
第2章 ウソと真実を見分ける
第3章 マスコミでは報道されない秘密の世界
第4章 日本はなぜみずからを世界戦争に巻き込むのか
第5章 幻覚から目を覚ませ
第6章 架空の帝国と架空の冷戦


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