「米朝開戦」マーク グリーニー

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米朝開戦 1 (新潮文庫)米朝開戦 2 (新潮文庫)米朝開戦 3 (新潮文庫)米朝開戦 4 (新潮文庫)

【私の評価】★★★★☆(88点)


■2014年に北朝鮮の核弾道ミサイル開発と
 それを阻止しようとする米国との
 諜報戦を描いた一冊です。


 2014年は北朝鮮が弾道ミサイルを
 しきりに日本海に向かって
 発射していた時期です。


 2014年の時点では核実験を三回
 行っており、ウラン型核兵器を
 持っているという前提となります。


 本小説では弾道ミサイルを完成させるため
 北朝鮮がレアアース鉱山を自力で開発し、
 ミサイル開発資金を得ようとする
 工作活動からはじまります。


・あなたは一年半のあいだにレアアースを採掘、精錬し、販売できるようにしなければなりません。わたしは三年のあいだにICBMを運用可能にしなければなりません(1巻p202)


■小説らしいところは北朝鮮の工作を
 妨害しようとするアメリカの諜報機関に
 アメリカ大統領の息子がいること。


 さらには、北朝鮮の首領(金正恩?)が、
 レアアース開発と弾道ミサイル開発に
 加えて、アメリカ大統領の暗殺を
 指示することです。


 アメリカ大統領は危機一髪で
 暗殺を切り抜け、中国の国家主席と
 交渉し、北朝鮮に対応します。
 (詳細は本書にて)


・アメリカの大統領はレアアース精錬装置を略奪した・・レアアース鉱山を成功させるためには・・ジャック・ライアン(大統領)暗殺作戦を成功させなければならない(3巻p275)


■核兵器と弾道ミサイルの開発には
 膨大な資金が必要であり、
 北朝鮮が合法・非合法あらゆる手段を
 用いて金を稼いでいること。


 北朝鮮が核兵器とミサイルを運用できれば
 簡単に北朝鮮を攻撃できなくなり、
 交渉は難しくなることがわかりました。
 現実の構造と同じなのでしょう。


 アクション小説としては
 楽しめました。


 グリーニーさん、
 良い本をありがとうございました。


───────────────


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


・ウクライナ、リビア、イラクで起こったことには心底、衝撃を受けた。それらの国は最強兵器を放棄したにもかかわらず、他国と良好な関係を築くという見返りを得られなかった(1巻p172)


・彼女は諜報の世界に入っていろいろ学んだ・・たとえば、何事も運まかせにしないこと、いかなるチャンスも危険なものに変わりうると思うこと、いついかなるときも自分の安全を確保するために持てるスパイ技術のどんなに小さな点にもこだわること(2巻p26)


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【私の評価】★★★★☆(88点)



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