「マンガーの投資術 バークシャー・ハザウェイ副会長チャーリー・マンガーの珠玉の言葉 富の追求、ビジネス、処世について 」デビッド・クラーク

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マンガーの投資術 バークシャー・ハザウェイ副会長チャーリー・マンガーの珠玉の言葉 富の追求、ビジネス、処世について ( )

【私の評価】★★★★★(95点)


■マンガーとは、世界一の投資家といわれる
 ウォーレン・バフェット氏のパートナーです。
 バフェットが投資持株会社バークシャー・
 ハサウェイの会長、マンガーが副会長です。


 マンガーの偉大さは、格安の企業を
 買うのが得意なバフェットを
 格安でなくとも偉大な企業を買うように
 導いてきたことなのでしょう。


 格安の企業を買うだけなら
 いずれはその企業は売らなくてはならない。
 もし、その企業が偉大であれば
 持ち続けるだけで良いのです。


・そこそこの会社を
 割安な価格で買おうとするのではなく、
 すばらしい会社を
 適正な価格で書いなさい(p6)


■面白いのは、ウォール街の金融業界の
 闇をはっきり指摘していることです。


 格付け会社は信用できない。
 ファンドはボーナス・手数料目当て。
 節税目的の投資話はあぶない。


 金融業界が、一発当てて億万長者になろうと
 する人たちのためのギャンブルの場と
 化してしまった現状に
 警鐘を鳴らしているのです。


・マンガーは、投資手数料目当てのビジネスと
 化している投資運用業は愚かだと確信している。
 誰もがファンドマネジャーになりたがるのは・・・
 失敗して損を出したら・・泣くのは私ではなく、
 あなたと銀行だ(p60)


■本当の知恵が
 ここにあるのだと思いました。


 しかも、その知恵を誰もが買って
 知ることができるのです。
 ところが、誰もが実行できる
 わけではないとも思いました。


 なぜなら、世の中に
 大富豪や成功者が
 それほど多くないからです。


 クラークさん、
 良い本をありがとうございました。


───────────────


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


・(マンガーは)オフィスで過ごす時間のうち
 一時間を自らの不動産投資のために費やすこと
 にして、実際に5件の投資案件を成功させた・・
 このときの最初の100万ドルを稼ぐのが最も
 難しかったと言っている(p11)


・マンガーの投資哲学は、近視眼的な
 株式市場では、ときに株価は会社の
 長期的な経済価値に対して割安になる
 という持論を前提としている(p23)


・マンガーもバフェットも、金融危機のような
 不可避の出来事がいつ起こっても対応できる
 ように・・リターンが低くなることは
 承知のうえで・・常に現金のポジションを
 積み上げている(p46)


・バークシャーにとって、株価の上昇は、
 株を買うのをやめて現金のポジションを
 積み増せというシグナルだ・・
 大手の投資ファンドにはできない芸当だ。
 まだ強気相場が続いているのに、
 そこで利益を得ることができなければ、
 顧客は資金を別のところに移してしまう(p82)


・株価が高すぎることを、
 二人はどうやって知るのだろうか。
 それは金融業界の主要メディアが、
 もはや二人の才能は輝きを失ってしまった・・
 と書き始めるときである(p82)


・経営者の質に賭けるよりも、
 事業の質に賭けるほうが、
 良い結果に結びつくことが多い(p166)


・私が出会った賢人はいつも読書をしていた・・
 全員だ。バフェットと私がどれほど
 本を読んできたかを知れば、誰もが驚くだろう。
 子どもたちが"足の生えた本"と呼ぶほど、
 私は本を読んできた(p235)


・格付会社のアナリストが債権の格付けを
 請け負ったとき、彼らは依頼主である
 ウォール街の投資銀行から数百万ドルを
 受けとっているのだから、その仕事ぶりを
 真に受けてはいけない(p37)


・金融コンサルタントや証券会社が好んで
 勧める分散投資とは、悪い銘柄を選んで
 ひどい目に遭うのを避ける方法でもあるが、
 それは同時に、すばらしい銘柄を選ぶ機会を
 なくしてしまう方法でもある(p40)


・投資銀行の連中は大きくレバレッジを
 きかせることが大好きだ。予想通りいけば
 何千ドルものボーナスが得られるからだ。
 たとえ賭けに負けたとしても、
 市場のせいだとして、銀行の他の業務で
 埋め合わせてもらうことを期待する(p173)


・本当に愚かな過ちの典型的な
 原因となるのが、過剰な節税である・・
 脱税の手段を提供しようと
 誰かが近づいてくるかもしれないが、
 話に乗ってはならない(p65)


・米国の大地に埋まっている炭化水素
 (化石燃料)は、アイオワの肥沃な
 土壌と同じくらいかけがえのない財産だ・・
 最近、自国内の化石燃料を使うことで
 エネルギーの自給を実現しようという
 主張をよく耳にするようになったが、
 まったく馬鹿げた政策だと思う(p122)


・中国に投資してはいけないのだろうか。
 下手に手を出すとひどい目にあうかもしれない。
 インドネシアで聞いたことだが、
 「あなたが賄賂と呼ぶものは、
 アジアでは家族の価値観なのだ」(p134)


・良いキャリアを築くためのルールが3つある。
 1自分自身が買おうと思わないものを売らないこと、
 2尊敬しない人のために働かないこと
 3いっしょに仕事をして楽しい人々とだけ
  働くこと(p199)


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■目次

PART1 投資で成功する考え方
PART2 企業、銀行、経済
PART3 事業と投資に関する哲学
PART4 人生、教育、幸福の追求についての助言



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