「ここまでわかった! 宇宙の謎」富永 裕久
2019/06/02公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★☆☆☆(68点)
■10年前に相対性理論、量子論、宇宙の構造などを
まとめた一冊です。
あまりに専門的すぎて、現在の理解と
どう違うのかさえわかりません。
■重力とは、質量が空間を曲げているというのは
理解しやすいのですが、これに気づくとは
アインシュタインは偉大ですね。
宇宙の仕組みとは究極まで小さくなり
究極まで大きなことを見ようとしている
すごい世界だと思いました。
富永さん、
良い本をありがとうございました。
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■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・10(-35乗)メートルという大きさは、"プランク長さ(正確には1.6✕10(-35乗)メートル)"と呼ばれるもので、空間が取りうる最小の大きさである・・・宇宙は誕生時、ゼロからいきなり10(-35乗)メートルの大きさにならなければならない・・(p20)
・重力によって空間は曲がる・・地球が太陽の周りを回るのも、太陽がゆがめた空間を、地球がまっすぐに進んでいるのだととらえられる(p177)
・以前はダークマターの有力候補とされていたニュートリノだが、スーパーカミオカンデの観測で、質量が意外に軽いことがわかった。この重さでは、たとえダークマターであったとしても、そのうちの数%を占めるにすぎない(p288)
・超ひも理論・・素粒子はそれまで点状とされ、大きさゼロと考えられてきたのに対し、超ひもはその名のとおり"ひも"であり、長さがある。といってもわずか10(-35乗)メートルのプランク長さである。そして、、このひもの振動によって電子やクオーク、グルーオンなど・・あらゆる粒子に姿を変える。また、振動の大きさはすなわちエネルギーの大きさであり、エネルギーと質量は等価だから、振動数が高いほど、重い粒子となる(p296)
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【私の評価】★★☆☆☆(68点)
■目次
序章 SFの世界は日本の技術で現実になる
第1章 2025年――「光技術」を活用したビル農場で世界の食糧問題は解決する
第2章 2030年――「超電導構造体」でエネルギー革命がおきる
第3章 2040年――「重力制御技術」によって宇宙航行が実現する
第4章 2050年――テレパシー交信の基礎技術「想いを検知する技術」が完成する
終章 「日本の技術」が世界をリードする
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