「未来科学2050 -SFの世界を現実にする日本の技術」清水 美裕
2019/06/01公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★☆☆☆(65点)
要約と感想レビュー
2050年の技術を予測するとして、ぶっとんだ予想をされている一冊。確かに農業技術、超電導、宇宙技術には可能性がありそうに思います。世界の人工衛星ビジネスは2017年までの15年間で約3.8倍の売上高(3489億米ドル/約39兆円)に増加しているという。人工衛生の打ち上げ数は2030年には5012基と約16倍まで増大すると試算されているのです。さらに、ロケット打ち上げの96%は人工衛星の打ち上げであり、その数で日本はロシアに次いで現在世界第5位につけているのです。
そこから「重力場宇宙船」による人類の宇宙進出となるとかなりSF的なアイデアとなります。原子の基本的な振動と我々をつなぐ「想念センサー」は、ぶっ飛んでいる!清水さん、良い本をありがとうございました。
この本で私が共感した名言
・異常気象の問題は、「地球温暖化】の影響として語られることが多い。だが、一部の勢力が流布しているその議論はまったく本質的ではない。地球規模の気象変動は、もっと規模の大きな、天体の活動周期に伴う問題としてとらえなければ、本当の危機に向き合うことにはならない(p53)
・稲作が、効率のよい食糧だとご存知だろうか。同じ面積から収穫できる米の量は、カロリー換算すると小麦の1.7倍、大豆の2.7倍である・・「連作できること」の可能性も計算に入れれば、稲作は畑作小麦の4~5倍も生産性が高い(p66)
幻冬舎 (2019-06-04)
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【私の評価】★★☆☆☆(65点)
目次
序章 SFの世界は日本の技術で現実になる
第1章 2025年――「光技術」を活用したビル農場で世界の食糧問題は解決する
第2章 2030年――「超電導構造体」でエネルギー革命がおきる
第3章 2040年――「重力制御技術」によって宇宙航行が実現する
第4章 2050年――テレパシー交信の基礎技術「想いを検知する技術」が完成する
終章 「日本の技術」が世界をリードする
著者経歴
清水 美裕(しみず よしひろ)・・・1958年生まれ。慶應義塾大学通信課程法学部法律学科、日本電子工学院電子工学科卒。日本アイビーエム株式会社、私学塾フレンド学院経営、株式会社アマダ特許部管理職を経て、2000年にエクボ株式会社を設立。ドイツ女性のSOSを受けた自律神経調整装置「DANBALL」の開発、DNA光回復酵素活性化蛍光光源「nano400」開発など、近未来に向けた電磁波応用技術の開拓を行う。現在、次世代イノベーションの中核技術である超電導構造の研究開発に注力し、ヒロコ財団、エクボ財団を通じて会員企業の事業化をサポートしている。
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