「流れといのち──万物の進化を支配するコンストラクタル法則」エイドリアン・ベジャン

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流れといのち──万物の進化を支配するコンストラクタル法則

【私の評価】★★☆☆☆(65点)


■コンストラクタル法則とは、
 自然が流れが、より滑らかに自由になる
 ように進化するという法則です。


 例えば、肺の気管も三角州も稲妻も
 樹状になっている。


 自然に学ぶということでしょうか。


・この世界の複雑性は、制御不能に陥って
 急激に増し続けてなどいない。
 複雑性はほどほどで、安定しており、予測可能だ。
 たとえば、人間の肺の気管が
 23段階に分岐しているように(p12)


■世の中のものの共通性や、
 関連性をだらだらと説明しているように
 感じました。


 ただ、自然から学ぶことは多い
 ということはよくわかりました。


 ベジャンさん、
 良い本をありがとうございました。


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■この本で私が共感したところは次のとおりです。


・燃料消費量とこれほどぴったり合致する
 富の尺度(GDP)によって、社会の中で生きるもの、
 動くもの、変化するもののいっさいが
 説明できるからだ(p23)


・私は同僚たちとともに、物理学の法則に基づいて、
 成長がS字カーブを描く現象であることを
 証明した。成長は最初はゆっくりで、
 その後急速に進み、最後にまた減速して止まる(p32)


・階層制は不平等と誤解されているために、
 否定的な言葉で説明されることが多い。
 階層制は自然に発生する。・・・
 階層制は生命の進化と存続のために良い。・・・
 少数の大きなものと多数の小さなものが
 あることを意味する。この構成は
 グローバルな流動性能のカギだ(p94)


・講堂あるいは民間航空機の通路のような長方形の
 平面領域から歩行者を避難させるため進化する
 デザインの特徴・・避難時間は講堂の縦横比が
 約1のときに最小値になる。より効率的な
 避難パターンは、通路を出口に近づくほど
 幅広くすることで得られる(p196)


・汚職の少ない国家は、より進んだ国家である。
 これは偶然ではない。人の流れ(生活)を
 向上させる構成を生み出す法規は、
 より良い生活と密接に関連している。
 汚職の世界地図は、経済成長の世界地図の
 明暗を反転させた図となる(p249)


・近代における方向は、フランス語と英語という
 二大言語を向いてきた。100年前にはどちらも
 グローバルな言語だったし、オリンピックや国連、
 あらゆるパスポートを見ればそれが明らかだ・・・
 やがて、英語のほうがフランス後より有用になった。
 皮肉にも、これはフランス語のおかげだ。
 1000年前にノルマン人がイギリスを征服したせいで、
 英語にはフランス語がたっぷり入っている(p301)


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エイドリアン・ベジャン
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【私の評価】★★☆☆☆(65点)


■目次

第1章 生命とは何か
第2章 全世界が望むもの
第3章 目的を持った動きとしての富
第4章 テクノロジーの進化
第5章 スポーツの進化
第6章 都市の進化
第7章 成長
第8章 政治、科学、デザイン変更
第9章 時間の矢
第10章 死とは何か
第11章 物理学的現象としての生命と進化



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