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「あなたの職場のイヤな奴」ロバート・I.サットン

2019/02/26本のソムリエ メルマガ登録
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あなたの職場のイヤな奴

【私の評価】★★★★☆(88点)


■著者はスタンフォード大学で
 組織の行動や心理学について
 研究しています。


 著者の結論は、どこの組織にも
 指導という名のもとに弱者を傷つけ、
 自尊心を破壊し、やる気を落ち込ませる
 イヤな奴がいるということ。


 そうしたイヤな奴が力を持つと、
 大きな成果を出すこともありますが、
 多くの場合は組織が崩壊するという。


・そのCEOはわたしたち大学教授のグループが昼食会に招いたゲストだった・・・彼は他人をいっさいほめず、会社のさまざまな業績がすべて自分の功績であるかのように話した(p113)


■ところが、
 傲慢で自信満々なイヤな奴が
 出世することが多いのも事実。


 それは、イヤな奴に限って、
 失敗は部下のせい、
 成功は自分のおかげと
 堂々と主張できるからです。


 さらにイヤな奴から叱られる恐怖により
 部下は失敗を表に出さないので、
 見かけ上、うまくいっているように
 見えてしまうことがある。


 粉飾で業績をストレッチした人が
 偉くなってしまう。
 東芝のパソコン事業ようなことが
 起こるのです。


・いちばん有能な主任が指揮しているチームは、最低の主任が指揮しているチームの10倍もミスが多かったのである・・・看護師がほとんどミスを報告しなかったチームの場合は・・チームに恐怖がはびこっており・・ミスを犯そうものなら、主任看護師から罪人あつかいされるか、役立たずのレッテルを貼られてしまうというのである(p66)


■確かにスティーブ・ジョブズのように
 イヤな奴でありながら、
 組織と製品に変革をもたらす天才が
 いることも確かなのでしょう。

 しかし、それ以上に
 イヤな奴が恐怖で支配し、
 ギスギスした組織も多いのです。


 さらに暴力や罵声をあげるわけではなく、
 無視したり、足を引っぱったり、
 仕事での不備をネチネチ指摘する
 タイプもいるらしいので、
 気を付けましょう。


 サットンさん
 良い本をありがとうございました。


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


・地位の高い人間が目下の人間をどう扱うかを見れば、その人物の人間性がよくわかる(p33)


・表裏のあるクソッタレは、自分の感情を巧みにコントロールし、人に捕まらないときを見はからって汚いことをする(p26)


・脅しや威嚇は出世のための武器になる・・・恐怖を鞭にして人のやる気を引きだすことができる(p246)


・上司は書類を一枚一枚くしゃくしゃにすると、汚いものでも持つみたいに差しだして、みんなが見ているまえで床に投げ捨てました。そして、大声でこういったんです。「クズみたいなデータをいくら入力したって、ゴミが増えるだけだ」とね(p32)


・実験や調査によると、非建設的で破壊的な争いの多くは、「勘定のもつれ」「個人攻撃」「私怨が原因」といった傾向が強いという(p122)


・現在の仕事を辞めることができない、もしくは辞めるつもりがない場合には、最悪のクソッタレと接触する機会を最小限にとどめるために最善をつくす(p154)


・DELLの社員はマイケル・デルのことを、短気で、近寄りがたく、人やものを見る目がない人間だと考えていた。一方、ケヴィン・ロリンズ(DELLの元CEO)のことは、極端にやかましく、独断的で、やたらと自分の意見を披歴するばかりで人の話やアイディアに耳を貸さない人間とみなしていた(p170)


・インテルは<議論で決まったことには責任を負え>をモットーにしている。決定が下されたあとでとやかく不平を言ったり、文句をつけたりすることは、仕事への集中力とやる気をそぐだけでなく、プロジェクトが失敗した場合、そもそもアイディア自体が悪かったのか、アイディアはよかったが実行力がともなわなかったのか、問題の原因をあいまいにしてしまう(p121)


・鑑定書つきのクソッタレ"無能な社員"とみなすこと。たとえほかの仕事はよくできても、他人を貶めてばかりいる人間は、最終的に会社の足を引っぱるからだ(p136)


・クソッタレのなかには、性格の悪さを帳消しにするだけの才能のあるやつがいる・・・わたしの個人的な意見をいわせてもらえば、いくらジョブズに才能があろうと、彼の性格の悪さを我慢する気にはなれない・・・「クソッタレはいついかなるときも益より害が多い」と決めつけるのは、たしかに子供っぽいかもしれない(p237)


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【私の評価】★★★★☆(88点)


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■目次

第1章 どんなやつをクソッタレと呼ぶか?
第2章 被害に苦しむ人々
第3章 クソッタレ撲滅ルールを導入するには
第4章 あなたのなかにもクソッタレはいる
第5章 イヤな奴だらけの職場をサバイバルするには
第6章 クソッタレ成功者たちの教訓
第7章 生きかたとしてのクソッタレ撲滅ルール



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