「韓国ビジネス 53の成功ルール: 互いの違いを強みに変える最強タッグの作り方」徐 丞範
2018/06/12公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★☆☆☆(68点)
■米朝会談が近づく中で
手にした一冊です。
高校まで日本で育った韓国人
ビジネスマンが韓国人と
仕事をするコツを教えてくれます。
日本で育った著者は、
韓国に戻って
ショックを受けます。
やはり同じ姿形をしていますが、
中身は別物であり、
日本人と同じレベルで正確さ、誠実さを
期待してはいけないのです。
そもそも人は失敗するものであり、
しょうがないじゃないか、
というのが韓国人です。
・日本人はルールを重視し、
韓国人は情を重視する(p49)
■日本でも西欧諸国に比べれば、
義理人情の世界ですが、
韓国はさらに"情"を重視します。
ところが韓国では
契約を守らない。
法律を守らない。
条約さえ守らない。
トラブルがあっても
原因の解明や再発防止を
しようとしない。
著者は韓国人の同僚に
再発防止を検討させるために
説得するはめに。
・「人間のやることなのだから」と、
ミスや失敗にも比較的おおらかなのが
韓国人の特徴です(p39)
■日本と韓国は国家間の併合条約を締結し、
正式な手続きにより併合したはずなのに、
韓国では日本の植民地支配と教え、
信じている韓国ならではだなと思いました。
信頼こそがビジネスの基本と
考える日本人と
意見が合うはずがありません、
徐(ソウ)さん
良い本をありがとうございました。
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■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・日本の経済力に依存する必要がなくなった今、
韓国は日本との間に横たわる
さまざまな問題について、
主張しやすくなったのです(p27)
・日本と韓国のメディアの報道合戦が、
お互いの誤解を生み出し続けているという面も
少なからずあるでしょう(p23)
・日本人は韓国人に対して
「もう少し、言い方を考えてほしい」
と感じ、韓国人は日本人に
「もっとハッキリものを言ってくれたらいいな」
と思っているのです(p42)
・韓国では、たとえビジネスの現場でも、
そして、たとえ相手の肩書きが
自分より下であっても、
年齢が一つでも上であれば、
尊敬の気持ちを態度で
表さなければなりません(p56)
・韓国では、まだお酒が残っているのに
つぎ足すとお酒がまずくなると
考えられている(p58)
・韓国は、長きにわたり、複数の王朝に
統治されてきました・・
王に気に入られ、認められるかどうかは
命にかかわる重大事です・・
見栄を張ってでも、自分の優秀さを
証明しようとします(p62)
・韓国では「遠慮」は美徳ではありません・・
特に、男の子の場合、自分の意見を口にし、
主張し、争いに勝つことで
社会に認められます(p154)
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【私の評価】★★☆☆☆(68点)
■目次
第1章 いつから日本人は韓国が嫌いになったのか
第2章 これだけ違う、日本人と韓国人―8つの違い
第3章 新幹線の到着時刻で時計が合わせられるのは日本だけ
第4章 韓国人とビジネスをするときは、相手を「関西人」だと思うとうまくいく
第5章 日本は割る文化、韓国は混ぜる文化
第6章 お互いに「外国人」として見れば、すべてはうまくいく