「沖縄の危機! ―『平和』が引き起こす暴力の現場」ロバート・D・エルドリッヂ、宮崎政久、仲村覚、仲新城誠、兼次映利加

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沖縄の危機! ―『平和』が引き起こす暴力の現場

【私の評価】★★★☆☆(77点)


■沖縄の保守系新聞「八重山日報」の
 兼次(かねし)さんが取りまとめた
 沖縄の現状です。


 去年1月の本ですので、
 ヘリパッド建設現場での
 機動隊の「土人」発言が問題となった
 直後の本だとわかります。


 反基地運動家は、機動隊員を挑発して
 「土人」発言を引き出し
 マスコミと連動しているのです。。


 そして、関西弁の反基地運動家は、
 機動隊員の家族の安全が保障できないと
 脅しているという。


・反基地運動家は機動隊員を指差し、
 「銃があるなら撃て!」「やってみろ!」
 と繰り返しながら殴りかかろうとする。
 そして脅し文句には「お前の嫁も子どもも
 わかっているんだからな!」とくる・・
 (兼次)(p42)


■沖縄がこのような状況となったのは、
 沖縄を統治したアメリカにも
 原因があったと分析しています。


 つまり、アメリカは沖縄を
 日本軍に虐待された被害者という
 洗脳をしていた。


 その洗脳の仕組みは今も、
 マスコミ、教師に引き継がれ、
 さらには敵国政府と
 連動するようになっているのです。


・米軍統治下の沖縄ではGHQのWGIP
 (戦争についての罪悪感を日本人の心に
 植え付けるための宣伝計画)とは
 全く正反対の洗脳が行われていた。
 沖縄県民はアジアを侵略した加害者の一員ではなく、
 日本軍に虐待、掠奪された被害者だという
 洗脳を受けたのだ。そして、その洗脳は
 沖教組や地元マスコミにより
 現在も続いている(仲新城)(p145)


■確かに沖縄の人も朝鮮の人も日本人として
 アメリカと戦ったのに、
 日本人を恨むように仕組まれて
 いるのかもしれないと感じました。


 仮にそれが正しいとすれば、
 その動きを止めることは
 なかなか難しいのでしょう。


 兼次(かねし)さん
 良い本をありがとうございました。


───────────────


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


・問題の発言をした機動隊員が
 気の毒でならなかった。
 反基地派にどんなに殴られようと
 蹴られようと、やり返す事のできない
 若い機動隊員を、さんざん挑発して
 引き出した「土人」という発言。
 そしてそれを、今度は沖縄の地元紙が利用して
 「県民差別」「沖縄蔑視」というネガティブな
 言葉のシャワーを県民に浴びせ続ける
 (兼次)(p42)


・ここには地元の人がいない。
 「米軍基地反対」は市民の声、
 市民の抗議と報じられるが・・・
 あたかも地元住民の声かのように語られるので、
 沖縄出身の私としては迷惑である(兼次)(p19)


・外から来た人々は、地元の人に
 心地良い言葉を並べる。「美しい海を守れ」
 「森を殺すな」「武器はいらない」
 それらの言葉の裏に何が隠れているのか、
 オープンマインドな多くの沖縄の人には
 わかりづらい部分があるのかもしれない
 (兼次)(p29)


・もっと嫌なのは、
 「なぜ沖縄の人は声をあげないんだ!」
 と言われること・・
 この日本中から来た運動家のために、
 沖縄すべてが誤解されるのは非常にうっとうしく、
 うんざりしている(兼次)(p19)


・「オール沖縄」の政治家たちを見ると、
 そのほとんどは根っからの革新系が占めている。
 数少ない保守系は、多くが辺野古移転問題を
 機に自民党を離党し、実質的に保守系から
 革新系に「転向」した人たちである・・・
 目立つのは反基地イデオロギーであり、
 尖閣諸島に対する中国の脅威を認めない
 対中融和論だ(仲新城)(p58)


・謝花喜一郎知事公室長は、県議会でこう説明した。
 「尖閣と辺野古の大きな違いは、外交関係の違いだ。
 外交は基本的に国の専権事項だ」・・
 普天間飛行場移設問題だって同じではないか。
 移設は日米合意で決まっているのだから
 外交問題であり・・(仲新城)(p69)


・平成27(2015)年9月、翁長知事はスイス・
 ジュネーブの国連人権理事会で、辺野古移設によって
 「沖縄県民の人権がないがしろのされている」
 と演説した。翁長氏の演説をお膳立てしたNGOは
 その前日、国連ビル内でシンポジウムを開いたが、
 登壇したパネリストの中には翁長知事と並んで
 琉球新報の潮平編集局長の姿もあった(仲新城)(p90)


・大学や学者以外、高等学校、中学校、小学校の
 教員達も思想的に活動しており、
 教室での学習に支障が出ている。先生達は
 、ビラの配布などによって基地反対の大会や
 その他の集会に生徒を半強制的に
 動員している(エルドリッヂ)(p128)


・彼らは沖縄の歴史は日本に掠奪、差別を
 受け続けた歴史だという被害者意識を
 教育、マスコミを介して刷り込み続け、
 精神的分断を図ってきた・・
 平成25(2013)年、琉球新報は
 「琉球処分は国際法上違法だ!」という
 キャンペーンを行った・・(仲村)(p149)


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【私の評価】★★★☆☆(77点)

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■目次

1章 私の高江体験記
2章 「オール沖縄」と闘う離島の島々
3章 二つのオキナワ―報道される沖縄と報道されない沖縄の本当の姿
4章 沖縄こそ日本再建の基地
5章 沖縄が好きだから、言うべきは言う



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