【私の評価】★★★★☆(81点)
■著者は営業部でバリバリ仕事をして、
3年後にマーケッティング部に
異動になりました。
当時の著者は20枚の出張報告書を書いて、
「次はA4一枚にまとめてね」
と助言する上司に、
「頑張って書いたのに!」
と反発するようなダメ人間だったのです。
さらには、
締め切りが金曜日なのに、
資料ができたのが金曜日。
上司に資料を見せる時間がない!
など仕事の基本が欠落。
ついに30歳で心身を病み、
休職してしまいました。
この本は、
そんなダメリーマンだった
著者が教える仕事の基本なのです。
・A4で20枚くらいの大作(報告書)・・
今度からは、A4用紙1枚で頼むな!・・
当時の私は「こんなに一所懸命に書いたのに、
それはないだろ!」と自分の非を認めるどころか、
心の中で逆ギレする始末でした(p93)
■仕事の心得は、
7つからできています。
1 作業ではなく仕事をする
2 ゴールから逆算して計画する
3 標準に学び、改善する
4 味方をつくる
5 矛盾を両立させる
6 全体最適で考える
7 主体性を持つ
これらは、指示されたことしかしない
ダメリーマンにとっては
落とし穴なのです。
例えば、上司から
信頼性を落とさずにコストを下げろ!
と言われるとダメリーマンは
「そんなこと無理!」と
反発します。
不満を持つのは当然かもしれませんが、
そういう矛盾する課題を
克服できるから自分はプロなんだ、
という考え方もあるわけです。
・矛盾しているからこそ、
価値がある(p124)
■本を読みすぎて
ダメな人の気持ちが分からない
私にとっては目からウロコの
一冊でした。
そんな風に考える
ダメな人がいるんだ!
とびっくりしました。
ダメダメサラリーマンだった
著者だからわかることが
あるのです。
堀田さん
良い本をありがとうございました。
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■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・どこで、なにをやっても、
『仕事ができる』自分を
作りあげておく(p42)
・参加者に必ずやっていただくワーク・・
「高級旅館の下足番になったら、
どんな価値を創出しますか?」(p76)
・「自分がされてうれしいことを相手にする人」は、
「相手は自分と同じである」と思っている人であり、
自分の価値観を押しつける人なのです(p92)
・『型を守った人』だけが『型破り』になれる。
型を守ったことのない自己流など、
『型なし』である」
ある総合商社の・・人事部の部長さんが
話された言葉です(p107)
・「上の立場で考える」・・(p96)
・しかたがないから
「仕方はある」(p137)
・自分を大切にしながら他人へも配慮する
(アサーティブ)(p177)
・「今日だけはやる」
この「今日一日だけ作戦」で、
私は、その後、どんどん習慣化することに
成功します(p249)
・仕事での決断っていうのは、
『半分の人に嫌われる』
ということ(p52)
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【私の評価】★★★★☆(81点)
■目次
第1章 なぜ「入社3年目」が大事なのか
第2章 「どこで、何をやってもできる人」になるには
第3章 「仕事の原則」を知る~7つの行動原則~
第4章 ビジネススキルを「原則」で使いこなす
第5章 「自己変革力」をマスターする
第6章 自分が望むキャリアを実現する