「革命のファンファーレ 現代のお金と広告」西野 亮廣

|

革命のファンファーレ 現代のお金と広告

【私の評価】★★★★☆(88点)


■お笑いコンビ「キングコング」の
 西野亮廣(にしの あきひろ)さんが教える
 現代のマーケッティングです。


 西野さんは、芸人としてだけでなく、
 本も書けば、絵本作家として
 個展も開いています。


 その西野さんの特異性がわかるのが、
 読売テレビ「朝生ワイドす・またん!」が
 西野さんの絵本『えんとつ町のプペル』を
 取材したとき。


 「印税独り占めですか?」
 「プぺル、値段高くないですか?」
 「ていうか、返し普通ですね」
 という失礼なディレクターに激怒し、
 収録を拒否し、途中で帰ったのです。


・番組のディレクターさんが・・
 「プペルの値段、高くないですかぁ?」
 「さっきから、お高くとまってんですかぁ?」
 といった言葉をぶつけてきた・・
 信頼関係のない「イジリ」はイジメだ・・
 「イジってやってるんだから、
 ちゃんとリアクションをとれよ」
 というのはイジメだ・・
 その時僕は、収録中に帰ることにした(p48)


■普通の芸人はテレビ局の人に
 頭が上がりません。


 だから読売テレビのディレクターは
 いつも芸人をバカにしていたのでしょう。


 しかし、西野さんはインターネットを使い、
 クラウドファウンディングで絵本を売る。


 トークライブ『西野亮廣独演会』を
 自主開催し、本やDVDを販売している。


 テレビや吉本興業に頼らなくても
 収入を得ることができているのです。


 ディレクターにバカにされたら
 テレビで干されるのを怖れるのではなく、
 テレビ出演を拒否する。


 同業者から批判されたり、
 ツイッター炎上したら上等です。


 それがネタになって知名度が増し、
 独演会や絵本の売り上げが上がるのです。


・自分で運営しない・・
 「『えんとつ町のプペル光る絵本展』の開催権利」
 は30万円で販売した・・
 グッズ制作も自由・・
 特典として、僕のトークショーも付けた・・
 普通にイベントをデザインすれば
 主催者に黒字が出るように、設定した(p184)


■無料で絵本や本をネットで公開したり、
 クラウドファウンディングを使うなど、
 先進のマーケッターのようなことを
 しているのですね。


 既存のテレビ業界や出版業界に
 頼らずやっていけるということは、
 それだけ業界も厳しいということなのでしょう。


 新しい時代を感じました。


 西野さん
 良い本をありがとうございました。


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


・なぜ、絵本を無料公開したら、
 売り上げが伸びるのか?・・
 スーパーの試食なんかがそうだ・・
 化粧品の無料サンプルなんかもそれ。
 「10人中1人に買ってもらったら、
 モトがとれる」という商売だ(p112)


・2015年の独演会(僕の単独のトークライブ)を
 ユーチューブで全編無料公開したのだが、・・・
 翌年の独演会の集客は倍になったのだ(p130)


・「無料公開した方が、売り上げが伸びる」
 「無料公開した方が、出版業界が盛り上がる」
 という答えが出たので
 無料公開に踏み切った(p109)


・本を買うのをあれだけ渋るくせに、
 演劇を観に行った際、
 「パンフレット」には手を伸ばす・・
 自分の絵本の個展を積極的に開催するようにした。
 そしてその出口で絵本を売ったら、
 これが飛ぶように売れたのだ(p178)


・ニュースを出すな。
 ニュースになれ。
 自分の時間を使うな。
 他人の時間を使え(p212)


・テレビタレントのギャラの出所はスポンサーだ・・
 たとえマズイ料理を食べても
 「美味しい」と言わなければならない。
 嘘をつかなくてはならない(p36)


・学校は『お金』のことを教えてくれない。
 多くの先生は社会に出たことがなく、
 くわえて公務員なので、お金を"作る"
 経験や知識については壊滅的状況にある(p85)


この記事が参考になったと思った方は、
クリックをお願いいたします。
↓ ↓ ↓ 
blogranking.png


人気ブログランキングへ


革命のファンファーレ 現代のお金と広告
西野 亮廣
幻冬舎 (2017-10-04)
売り上げランキング: 90

【私の評価】★★★★☆(88点)

[Amazonで購入する]

[楽天ブックスで購入する]



■目次

他人と競った時点で負け。自分だけの競技を創れ。
キミの才能を殺したれなければ、 お金の正体を正確に捉えろ。
お金を線ぐな信用を稼げ「信用持ち」は現代の錬金術師だ
意思決定の舵は「脳」ではなく、「環境」が握っている。
入口でお金を取るな。マネタイズのタイミングを後ろにズラして、可能性を増やせ。
作品の販売を他人に委ねるな。それは作品の「育児放棄」だ。
インターネットが破壊したものを正確に捉え、売り方を考えろ。
2017年1月。お金の奴隷解放宣言。
無料公開を批判する人間に未来はない。



にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ第3位
にほんブログ村



この続きは無料メールマガジン 「1分間書評!『一日一冊:人生の智恵』:1ヶ月30冊を超える情報をe-Mailで」でお読みいただけます。

無料メルマガ購読

>月別(2002年7月~)