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「こうして捏造された韓国「千年の恨み」」松木國俊

2018/02/01公開 更新
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こうして捏造された韓国「千年の恨み」 (WAC BUNKO)


【私の評価】★★★★☆(85点)


要約と感想レビュー

 韓国が言い続ける「歴史問題」の本質は何なのか、過去にさかのぼって歴史を振り返る一冊です。まず、確認すべきは、韓国が国家として日本の悪口を世界中で拡散していることです。日本人から見れば明かな嘘も、ひたすら言い続けることで事実として国際社会に認められることを韓国人は知っているのです。


 実際、韓国の狙いどおり、慰安婦の像や碑が設置された地域の人々が日本軍による「慰安婦強制連行」を信じてしまい、反日感情が高まり、"レイプ魔の子孫"として日本人子弟に対するイジメが始まっているらしいのです。


 特に慰安婦問題については、韓国の捏造した途方もない嘘がアメリカ連邦下院決議に採用され、次のような決議文となっているのです。「1930年代から第二次世界大戦までの間、日本政府は『慰安婦』と呼ばれる若い女性たちを日本軍に性的サービスを提供する目的で動員させた。日本政府による強制的な軍隊売春制度『慰安婦』は、『集団強姦』や『強制流産』『恥辱』 そして『手足切断、死亡および結果的自殺に至る性的暴行』など残虐さと規模において前例のない二十世紀最大規模の人身売買の一つである」


 歴史について学ぶべきは日本なのでしょう。太平洋戦争前の日本の軍隊は民間人に神経質なほど気を使っていました軍人が慰安婦を含めた民間人になにか悪いことをすれば、憲兵から摘発されました。民間人を守る立場の軍隊が駐屯地から外に出て、朝鮮の女性たちを『組織的に強制連行して性奴隷にする』など、ありえないのです。そんなことを朝鮮の人々が許すはずもないです。


 それに対し李承晩政権は、「李朝は日本によって滅ぼされた。日本統治時代は地獄であり、そこから朝鮮人を救ったのが大韓民国政府の軍隊だった」ことにし、日本を悪玉にして国民の政権への不満を抑え、大韓民国の建国を正当化したのです。また韓国は戦後、竹島を含むエリアを自国の海と一方的に宣言し、近づいた日本の漁民を殺害したのです。


・忘るまじ「李承晩ライン」の悲劇・・戦後20年にわたる韓国の不法行為によって、実に日本の漁船328隻が捕らえられ、抑留された漁民は3929人に上がりました。銃撃などによる犠牲者は死者29人、障害者84名に達しています(p211)


 現在の韓国では、日本人に協力した韓国人の資産を没収する法律まで制定しています。日本の要人を暗殺したり、靖国神社に放火したり、神社の仏像を盗むことは、国家のヒーローとされているのです。いかに誠実に対応したとしても、韓国は国家として反日活動を行っているのです。2013年には、「日本統治時代は悪くなかった」と正直に語った95歳の老人が「日帝植民地支配を擁護した」という理由で殴られ、死亡したとの報道もあったのです。


 さらに韓国には全世界の韓国人に向けた「対日督戦司令塔」であるVolauntary Agency Network of Korea(通称、VANK)という組織が存在します。現在、全国民運動「ディスカウント・ジャパン(日本引きずり下ろし)運動」を行っており、その資金を韓国政府が公費として支給しているのです。2013年には、VANKの朴起台団長が大統領表彰を受けているという。


・2004年に韓国では親日派の子孫が受け継いだ資産を没収するための「遡及法」が制定され、土地を主体に日本円で二百億円近い資産が国に取り上げられました(p47)


 2012年にソウルの日本大使館に火炎瓶を投げ込んだ罪で服役していた劉強容疑者(中国人)は取り調べ中に、2011年に靖國神社に放火したことを自白したのですが、ソウル高等裁判所は劉容疑者を"政治犯"と認定し、中国へ送還してしまいました。さらに、2013年ソウル高等裁判所は新日鉄住金に対し、戦時徴用された元朝鮮人労働者への賠償を命じる判決を下し、続いて釜山高等裁判所も三菱重工に対して、同様の判決を下しました。戦時徴用については、現在までその問題が続いているのです。


 ありもしない歴史を捏造する韓国に驚きました。その結果として、その嘘が事実として国際社会に認識されているということは注目すべきことでしょう。そしてまた、それを日本国内から支援する人がいることも問題です。日本の子供たちに自虐史観を教えている日教組と朝日新聞や毎日新聞のような韓国を代弁する報道機関が存在しているのです。


 こうした事実を認識したうえで、韓国との付き合い方を考える必要があると感じました。松木さん、良い本をありがとうございました。


この本で私が共感した名言

・日本を核攻撃する映画「ムクゲの花が咲きました」では核ミサイルが日本に飛ぶシーンになると観客が総立ちで拍手した(p22)


・「勝つためにはなんでもあり」韓国式ケンカ・・自分の主張を大声で怒鳴り合うだけで、怯んだほうが負けです。さらに周りの人々にその場で訴えたり、陰で告げ口をして自分の味方を増やそうとします(p30)


・李朝時代の支配階級では血なまぐさい凄惨な争いが、何代にもわたって際限なく繰り広げられました。しかも、負けた側は絶対にその恨みを忘れません。李朝時代は、祖先が受けた屈辱を晴らすことが何より大切な行為でした(p59)


・内地ではすでに昭和14年に徴用令が発令されており、朝鮮では実に5年遅れて適用されました。戦争が激しさを増して内地ではいよいよ人が足らなくなってために、これまで猶予していた朝鮮半島の人々にも同じ日本国民として"徴用"に応じてもらうことにしたのです(p94)


・日韓併合以降、日本に憧れ、賃金の高い日本で働くために、多くの朝鮮人が自らの意思で日本へ渡ってきました。そして出稼ぎ渡航の資格がない人々は、密航してでも日本へ渡ろうとしました・・昭和5年から17年までの13年間に発見された不正渡航者は、4万人ちかくになります(p110)


・1274年の文永の役、1281年の弘安の役の二回にわたり、元軍は日本に大挙して侵攻しました。実はその時、多くの日本人をむごたらしい方法で虐殺したのは大部分が高麗兵だったのです。記録に基づいて、その実態を確認してみましょう(p179)


こうして捏造された韓国「千年の恨み」 (WAC BUNKO)
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【私の評価】★★★★☆(85点)


目次

第1章 外交戦争に突入した日韓関係
第2章 創られた「日本への千年の恨み」
第3章 韓国の歴史捏造の嘘を暴く
第4章 日韓千年の真実
第5章 韓国が日本に絶対に追い付けない七つの理由



著者経歴

 松木國俊(まつき くにとし)・・・1950年、熊本県生まれ。1973年、慶應義塾大学法学部政治学科卒業。同年、豊田通商株式会社入社。1980年~1984年、豊田通商ソウル事務所駐在。秘書室次長、機械部次長を経て2000年、豊田通商退社。2001年、松木商事株式会社設立、代表取締役。日本会議東京本部調布支部副支部長、新しい歴史教科書をつくる会三多摩支部副支部長も務める


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