「中国は腹の底で日本をどう思っているのか」富坂 聰

|

中国は腹の底で日本をどう思っているのか (PHP新書)

【私の評価】★★☆☆☆(66点)


■中国、朝鮮、日本の関係について
 説明した一冊です。


 アジアの中で反日なのは
 中国と朝鮮だけです。


 いかにこれらの国と
 外交していくのか 
 悩ましいものだと思います。


■まずやることは、
 現実を把握することでしょう。


 相手は何を意図して
 どう動いているのか。


 敵はどこにいて
 味方はどこにいるのか。


 富坂さん
 良い本をありがとうございました。


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


・「抗日戦争勝利70周年」記念行事・・
 ファシズムと日本を結びつけようとした中国・・(p52)


・2005年のことだ。当時日中韓で
 大きな対立事項となっていた日本の首相による
 靖国神社公式参拝をめぐる議論で、
 それまで少なくとも表向きは無関心であった
 国々が中国の宣伝工作によってなぜか、
 突然関心を示すようになっていった(p55)


・中国は獲得した経済力に見合った扱いと
 ポジションを国際社会で求めるようになり、
 日本側はそれを無原則な拡大だと警戒した(p88)


・プーチン大統領が「(このところの原油価格の暴落は)
 ロシアの経済と財政に打撃を与えるために仕組まれた陰謀だ」
 (イタル・タス通信)と発言・・
 イランは1バレル100ドルを想定して国家予算を
 組んでいるため、その影響は財政を直撃し、
 また輸出の95%を原油に依存する
 ベネズエラのダメージはさらに深刻だ(p94)


・原油価格急落の理由を単純に「アメリカと
 サウジアラビアが結託してロシアを財政破綻に
 追い詰めようとしている」ことだけで
 説明しようとしたのではない。
 その一方には伝統的産油国である
 サウジアラビアが、新興勢力である
 アメリカのシェールガス戦略を潰すための
 戦いという視点も組み込まれている(p97)


・2014年3月21日、クリミア半島の
 セバストポリにおいてクリミア共和国と
 ロシアのあいだでロシア編入の合意がなされた・・
 強大な地上部隊と海軍力を誇ったアメリカが
 何もできなかったことを意味したのだった(p101)


・北朝鮮が中国の敵と同盟関係を築く可能性は
 つねに否定できず、北朝鮮の核武装は
 日本よりもはるかに中国にとって
 強い脅威となったのである(p138)


・最悪の事態を想定して考える・・
 日本は朝鮮半島に生まれた核保有国と
 向き合うことになるのです・・
 中国の目から見れば、つねに北朝鮮
 一国の動向に拘泥している日本が
 いかにも能天気な姿に映る、
 ということだ(p159)


・現在の北朝鮮は、すでに
 相手に攻撃を思いとどまらせるだけの
 抑止力を手に入れたとみるべき・・
 ではないだろうか(p193)


・従来300kmに制限されていた
 韓国軍のミサイルの射程を800kmまで
 延長することで米軍と韓国軍が合意した・・
 中国国防大学戦略研究所の・・
 金所長はミサイル射程延長には、
 「暗に剣を日本に突きつける」
 という意味が含まれていると
 はっきりと指摘している(p210)


この記事が参考になったと思った方は、
クリックをお願いいたします。
↓ ↓ ↓ 
blogranking.png


人気ブログランキングへ


中国は腹の底で日本をどう思っているのか (PHP新書)
富坂 聰
PHP研究所
売り上げランキング: 44,400

【私の評価】★★☆☆☆(66点)



■目次

第1章 「イスラム国」を介して中国の視点を学ぶ
第2章 なぜ日中関係の改善へと舵を切ったのか
第3章 「脱露入米」の裏にある真意を読み解く
第4章 日本人が知らない「中朝関係」のリアル
第5章 日本の北朝鮮外交がうまくいかない理由
終章 「価値観」ではなく「利害」に目を向けよ



にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ第3位
にほんブログ村



この続きは無料メールマガジン 「1分間書評!『一日一冊:人生の智恵』:1ヶ月30冊を超える情報をe-Mailで」でお読みいただけます。

無料メルマガ購読

>月別(2002年7月~)