【書評】「戦争と農業」藤原 辰史
2017/12/09公開 更新
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【私の評価】★★☆☆☆(66点)
要約と感想レビュー
工業化が進んだ二十世紀は、戦争による大量殺りくと、科学技術による農産物の大量生産が可能となりました。
農業では、農業機械、化学肥料、農薬、そして品種改良により、爆発的に増えた人間に相当する大量の食糧を生産することができたのです。
京都大学の先生のようですが、事実の羅列でとりまとめがいまいちでした。
今後、我々はどうしていけばよいのか、建設的な考え方が必要なのでしょう。藤原さん良い本をありがとうございました。
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この本で私が共感した名言
・伊勢神宮の神宮徴古館・農業館を訪れたとき、飢饉のなか種籾を食べずに守って餓死していった義民の絵が飾ってあったのを覚えていました(p18)
・日本では、山地の草を灰にしたり、人糞尿を使ったり、江戸時代からは特に綿花などの商品作物向けに干鰯(ほしか)や鰊粕(にしんかす)、菜種粕なども使用されていましたので、家畜の糞尿はそれほど重要な肥料ではありませんでした(p27)
・EUで禁止されているにもかかわらず、日本で使われているネオニコチノイドという農薬が、最近、よく見られるミツバチの突然の全滅に関わっているという主張も指示されるようになりました(p37)
・モンサントが特許を持つ大量の遺伝子組み換え大豆、綿花、トウモロコシの種子を長い間買わされているアルゼンチンの農村で、農薬被害が深刻化し、甲状腺異常、ガンの発生、子どもの先天異常が増えていることも指摘されています(p42)
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【私の評価】★★☆☆☆(66点)
目次
第一講 農業の技術から見た二十世紀
第二講 暴力の技術から見た二十世紀
第三講 飢餓から二十世紀の政治を問う
第四講 食の終焉
第五講 食と農業の再定義に向けて
第六講 講義のまとめと展望
著者経歴
藤原辰史(ふじはら たつし)・・・京都大学人文科学研究所准教授。1976年、北海道生まれ。京都大学人文科学研究所助手、東京大学大学院農学生命科学研究科講師を経て現職。専門は農業技術史、食の思想史、環境史、ドイツ現代史。
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