「「いい会社」のよきリーダーが大切にしている7つのこと」瀬戸川礼子
2017/11/20公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★☆☆(79点)
要約と感想レビュー
■中小企業診断士として
経営相談・支援をしている
瀬戸川さんの一冊です。
良い会社には法則がある
そうです。
それは掃除が行き届き
きれいだ、ということです。
不振から回復した実例を見ると、
まず、掃除とあいさつから
始める経営者が多いという。
・いい会社は99%きれい・・
あいさつと共に外せないのが
掃除です(p86)
■そして、重要なのは商品の品質、
価格、マーケッティング
ではないという。
社員がどんな
人間性を持っていてほしいのか。
お客さまと
どう向き合うべきなのか。
商品づくりの前に、
人づくりが大事だというのです。
・経営の順番は、「どんな人に
なればいいのかという土台づくり」
がまずあって、その次に
「どんなことをやればいいのかという
具体的な取り組み」を行い、
その後に「検証と改善」を行う(p75)
■何のために会社があるのか、
従業員が理解、納得し、
自ら行動するようになれば
最高なのでしょう。
そうした会社にするかどうかは
経営者しだいです。
会社が地域社会に迷惑をかけ、
カネ儲けが目的で、他社に勝ち抜くなどと
経営者が考えているようでは
人はついていかないのです。
瀬戸川さん
良い本をありがとうございました。
この本で私が共感した名言
・いい会社づくりのために何を最初に行ったのでしょうか。私が取材してきた中で、圧倒的に多かった取り組みは、あいさつと掃除です(p83)
・チームワーク、思いやり、個人の成長に求められる積極性や創意工夫を評価する制度を取り入れ、たとえ資格や技術がなくても、人間性と仕事の質で「患者さまの幸せに貢献」すれば認められる公平な評価にしました(p27)
・ナット製造の老舗、西精工・・社内には、全社員のいわば宣言書が掲示されています・・「私の幸福感」、「ミッションステートメント(何をもって憶えられたいですか)」、「役割(誰に対してどんなキラキラした 役割を発揮できますか)」、「信条(10カ条)」、「死ぬまでにやりたいこと (〇歳までに〇をする×10個)」(p92)
・どんな会社にとっても、「誰を見て仕事をしているのか」。これが大切な視点です(p216)
・幸せになるために働こう。儲けるために働くんじゃない(p268)
・ある経営者は、「今日も社員が全員、会社に来てくれた。そして楽しそうに働いている。自分にとってはこれが感動なんです」と、しみじみと語りました(p142)
・よきリーダーは先頭に立たない・・例えば、何か相談されたとき、「その場合はこうするといいよ」と、答えを教えることせず、「あなたはどう思う?」と、質問で返すようなところがあります(p194)
・人の悪口しか言えない人はもう成長能力のない人であり、人の短所しか見えない人はもう成長の止まった人である(p178)
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【私の評価】★★★☆☆(79点)
目次
1章 よきリーダーは「数字」より「心」を大切にする
2章 よきリーダーは「スピード」より「順番」を大切にする
3章 よきリーダーは「満足」より「感動」を大切にする
4章 よきリーダーは「威厳」より「笑顔」を大切にする
5章 よきリーダーは仕事に「感情」を持ち込む
6章 よきリーダーは「率先垂範」せず「主体性」を大切にする
7章 よきリーダーは「効率」より「無駄」を大切にする