「成功のポジショニング: ビジネスも人間関係もうまくいく」小楠 健志

【私の評価】★★★★☆（84点）

■総合格闘技に取り組みながら、
　ケガで引退。

　その後、整骨院を開業し、
　治療の技術を高めましたが、
　儲かりませんでした。

　そこで考えたのが、
　交通事故の治療から保険、
　修理、法律相談まで対応する
　「交通事故サポート会」です。

　「交通事故専門士」を作り、
　資格ビジネスも取り込みました。

・社会に出たらやることは一つです。
　人と反対のポジションをとる・・
　少ないから価値があるのです（ｐ74）

■この本で著者が伝えるのは、
　個人も会社も
　人の逆を行くことです。

　自分の得意なところで、
　大手が入ってこない
　ニッチを狙う。

　逆に言えば、
　自分の不得意なことはしない。
　大手が入れるジャンルは
　避けるということです。

・まずは、自分がやりきった、と
　思えるところまでやってみてください・・
　もう一つ、基礎をやりきってください・・
　好き嫌いセンサーを使い
　「ここなら自分は絶対に負けない」
　というポジションを見つけ、
　そこで好きなことをやりきってください（ｐ54）

■だれでもやれる仕事や、
　普通では儲からないという
　ことだと思いました。

　究極的には、お金を気にせず、
　好きなことで社会に貢献する
　ことなのでしょう。

　小楠（おぐす）さん、
　良い本をありがとうございました。

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■この本で私が共感したところは次のとおりです。

・勝ち残れるのは、あなたの才能を活かした
　独自化「プラチナオーシャン戦略」だけです・・
　プラチナとは、あなたの
　「得意、好きなこと、才能」のことです。
　それを突き詰めてください（ｐ6）

・「反則に一番近いこと」をするのが有効です・・
　つまり、反則にいかに近づくかを
　考えるということです（ｐ20）

・レベル4は天職です。
　呼ばれて（求められて）やっていることなので
　CALLINGとも呼んでいます。
　イチローもピカソもジョブズも、
　超一流の人たちは全員ここにいます（ｐ48）

・レベル4は「楽しんでいる」。
　これは生半可ではありません。
　仕事をしている以上、この人たちにも
　困難やいろいろな問題が立ちはだかります。
　これは避けられません。
　それでも楽しんでいる。
　どんな状態であっても楽しんでいる。
　その域です。超一流は全員この域に入っています。
　この人たちがしているのが
　「ライフワーク」です（ｐ49）

・「自分探し」はしないでください。
　いつまで探しても、自分を見つけることはできません。
　なぜなら、自分なんて存在しないからです。
　「自分」というのは、作り上げていくものであって、
　探すものではありません（ｐ55）

・坂本龍馬は31歳、高杉晋作は28歳、
　吉田松陰は29歳で亡くなっています。
　短い時間しか生きていないのに、
　偉人となっています。ということは
　80歳まで生きる私たちは、
　彼らと同じような偉業を1回から3回くらい
　成し遂げられたとしても不思議ではありません（ｐ118）

・生きる上で十分な財産を築いたら、
　あとはお金とは関係のない、
　ほかのことを追及したほうがいい。
　もっと大切な、何かほかのことを。
　（スティーブ・ジョブズ）（ｐ145）

・大切なことは、2つのポジションは
　車の両輪のように意識して動かすことです・・
　１　自分の価値をマネタイズして労働所得に換える。
　２　労働所得で得た交換券を、
　不労所得を生む資産に換えていく（ｐ154）

・あなたのやりたいことをやってください。
　あなたは、そのままでいてください。
　それが一番うまくいく方法です。
　自分を変えないでください。・・
　誰かの期待に応えたり、
　誰かに自分がどう見られているかとか、
　誰かに評価されるために
　生きないでください（ｐ169）

・ごはんが食べられることに
　心から感謝してください・・
　感謝の反対は、「当たり前」です・・
　危機感があるからこそ、
　感謝や喜びがあります（ｐ171）

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【私の評価】★★★★☆（84点）

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■目次

第1章 格闘技で学んだ成功のポジショニングとは?
第2章 ポジションの見つけ方
第3章 ビジネスもポジショニングが9割
第4章 「第4ビジネスメソッド」でポジションを見つける
第5章 人間関係もポジショニングで決まる
第6章 お金もポジショニングで決まる
第7章 ポジショニングを究めた先にあるもの

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