人生を変えるほど感動する本を紹介するサイトです
本ナビ > 書評一覧 >

「本当に頭がよくなる1分間アイデア法」石井 貴士

2017/08/07公開 更新
本のソムリエ
本のソムリエ メルマガ登録[PR]

本当に頭がよくなる1分間アイデア法


【私の評価】★★★★★(91点)


要約と感想レビュー

情報起業家や作家を目指す

アナウンサーを辞めて、プチリタイヤの情報商材を売り、現在は1分間勉強法など1分間シリーズでベストセラー作家となっている石井さんの一冊です。


アナウンサーを辞めて情報起業家を目指したのは、理由がありました。それはアナウンサーとは、だれでも代替可能な職業であり、時間でお金に換える仕事は自分に合わないと気づいたからです。著者は、自分の気質に合ったアイデアやビジネスモデルでお金を生む情報起業家や作家を目指したのです。


著者の起業の戦略は、「質」ではなく「量」です。どんどんやってみて、どんどん失敗するのです。失敗するということは、「それではいけないということがわかった」という意味において、前進しているのです。具体的には、すでに成功している人を見つけて、その人のやり方を聞いて、同じことをするのだという。


・起業家は、少しくらいちゃらんぽらんでも、独自の発想ができる人が向いています。経営者は、きちんとして、品質管理がしっかりできる人が向いています(p98)


多量のインプットから大量にアウトプットする

本書の内容は、アイデア法に始まり表現芸術家の話に移っていきます。自分の個性とアイデアをお金にするのが、表現芸術家、つまり作家であり芸術家であり、起業家なのです。アイデアで勝負することになるので、アイデアを考え続け、メモし続けるのです。アイデアだけで勝負する作家、芸術家の世界があるのです。時間でお金をもらうサラリーマンや、技能でお金をもらう職人とはまったくちがう違うのです。


表現芸術家として、「ひらめき」を紙にアウトプットして「アイデア」とするためには、インプットが必要となります。著者は「最低2000冊の本を読め」と推奨しています。最低限の知識がない状態では、何かを生み出すことは難しいのです。


・タ・ヴィンチはいつもノートを持ち歩き、生涯で1万6000冊のノートを残したと言われています(p10)


サラリーマンに合わない人もいるんだなあ、と思いました。合わないとわかったうえで、サラリーマンを辞める勇気を持っているのも芸術家の資質なのでしょう。


石井さん、良い本をありがとうございました。


無料メルマガ「1分間書評!『一日一冊:人生の智恵』」(独自配信)
3万人が読んでいる定番書評メルマガ(独自配信)です。「空メール購読」ボタンから空メールを送信してください。「空メール」がうまくいかない人は、「こちら」から登録してください。

この本で私が共感した名言

・経験には、2種類ある。A級の経験と、B級の経験だ・・A級の経験は、Actorとしての経験。B級のBは、傍観者のBです(p37)


・風水では、市役所や公民館のそばに住むことを「凶」と見なします。「大衆が集まってくる場所のそばにいたら、あなたも大衆と同じ考えに染まってしまうので、成功できなくなってしまう」(p43)


・「分がない意見」(少数意見)こそが、大発明につながります(p47)


・手に職をつけるのではなく、手に職を持っている人を雇えばいい。表現芸術ビジネスマンは、そう考えるのです(p103)


▼引用は下記の書籍からです。
本当に頭がよくなる1分間アイデア法
本当に頭がよくなる1分間アイデア法
posted with Amazonアソシエイト at 17.08.06
石井 貴士
SBクリエイティブ
売り上げランキング: 93,621


【私の評価】★★★★★(91点)


目次

Chapter1 ひらめきを大量に生むための「フック式アイデア法」
Chapter2 ブレイクするための「逆アイデア法」
Chapter3 ゼロから1を生み出すための「芸術的アイデア法」
Chapter4 圧倒的な結果を出すための「ビジネスアイデア法」
Chapter5 常識にとらわれないための「天才アイデア法」
Chapter6 戦わずして勝つための「オンリーワンアイデア法」
Chapter7 ブレイクし続けるための「シリーズアイデア法」
Chapter8 発想の天才になるための「時空ジャンプアイデア法」



著者経歴

石井 貴士(いしい たかし)・・・1973年生まれ。慶應義塾大学経済学部卒。アナウンサー試験に合格。その後、退職して世界一周旅行に出発し、27ヶ国を旅する。帰国後、日本メンタルヘルス協会で「心理カウンセラー資格」を取得。2003年に(有)ココロ・シンデレラを起業し、現在、社員は自分ひとりで年商1億円を超す起業家。


この記事が参考になったと思った方は、
クリックをお願いいたします。
↓ ↓ ↓ 
blogranking.png
人気ブログランキングへ


にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ第3位
にほんブログ村

<< 前の記事 | 次の記事 >>

この記事が気に入ったらいいね!

この記事が気に入ったらシェアをお願いします

この著者の本 , ,


コメントする


同じカテゴリーの書籍: