人生を変えるほど感動する本を紹介するサイトです
本ナビ > 書評一覧 >

バイブレーションの法則「なまけ者のさとり方」タデウス ゴラス

2017/07/25公開 更新
本のソムリエ
本のソムリエ メルマガ登録[PR]

なまけ者のさとり方


【私の評価】★★★★☆(80点)


要約と感想レビュー

 人には意識レベルで振動しているバイブレーションレベルがあると、教えてくれる一冊です。つまり、高いバイブレーションの人と、低いバイブレーションの人がいる。私たちは自分が安心していられるバイブレーションのレベルに、いつも戻ろうとしているのです。


 そのバイブレーションレベルは、意識的に自分で変えることができます。例えば、愛の言葉・素直な行動・褒められること・大きな声などは、バイブレーションを高めます。反対に、怒り・恐怖・逃げること・否定的な言葉などは、バイブレーションを低めるのです。わたしたちの発するすべての言葉や行動は、わたしたちがどんな人生を歩むかを決めてゆくのです。


・人間の体は、さまざまの意識レベルで振動している、無数の生命のすばらしい集合体なのです(p35)


無料メルマガ「1分間書評!『一日一冊:人生の智恵』」
3万人が読んでいる定番書評メルマガです。
>>バックナンバー
登録無料
 


 バイブレーションという考え方は面白いと思いました。否定的な人は振動数が低い。人の失敗は指摘して、自分の失敗には甘い。そこに振動数の高い人が入ってくると、振動数が合わないのでぶつかることになります。ベテランが年下上司をいじめたり、姑が嫁をいじめるのは振動数が合わないからです。振動数が合わない人とは、会わないようにするのが良いのかもしれません。


 そこで著者の提案は、今のあなたのままで、できる限り愛しなさいということです。うそだと自分で思っても、「私はそれを愛している」と声に出してみるのです。それでも嘘だと思うとしても、「それを嫌っている自分を愛している」と言ってみなさいというのです。そうやって、自分のバイブレーションが上がってくると、それまでは避けていた経験をするようになったり、欲していることとは違うことに出会うようになるそうです。


・相手に、あなたを引きずり下ろそうという気持ちしかないとわかったら、あなたの方から彼との関係を絶ってもよいのです・・罪悪感を感じないでください。自然の摂理なのです(p78)


 人にはバイブレーションのレベルがあるということは、重要な気付きでした。深く掘り下げるべき内容だと思います。ある人は「オーラ」と言ったり、ある人は「肚」と言ったり、「波動」と表現しているものなのでしょう。私たちは自分のバイブレーションのレベルに応じた、ものの見方や体験を引き寄せるのです。


 大切なのは、いかに自分のバイブレーションを高めるのかということです。高めることができれば、今ある問題が自然と、よい方向へ変わってくるという。バイブレーションを高めるためにも、愛の気持ちが大事だという。ただ、文章が非常にわかりにくいのが難点です。ゴラスさん、良い本をありがとうございました。


この本で私が共感した名言

・原因はあなたが低いバイブレーションレベルに落ち込んでしまっている・・あなたを傷つけようとする人がいたら、それを止めればよいのです。不愉快な人が訪ねて来たら、帰ってもらいなさい(p53)


・嫌なことから急に逃げようとすると、あなたは低いバイブレーションにつかまってしまいます。そして、一つ、嫌いなことから慌てて逃げ出すと、次々に同じような嫌な目にあうものです(p72)


・低いバイブレーションを助長しないような助け方をしなければいけません。つまり、自分がその立場になったとき、人からしてもらいたいと思うことを、その人にしてあげるべきです(p82)


・暴力の犠牲になっている人々の存在を無視していると、いつかはあなた自身が暴力の犠牲になってしまうかもしれません(p52)


なまけ者のさとり方


【私の評価】★★★★☆(80点)


目次

第1章 私たちは誰か
第2章 ママ、僕、わかっちゃった!
第3章 楽しい日々を送るには
第4章 困難に直面したら
第5章 なぜ、私たちはここにいるのだろうか?
第6章 自己改革
第7章 振動数と時間の流れ
第8章 変化のプロセス
第9章 現実とは?
第10章 さとり方について



著者経歴

 タデウス・ゴラス(Thaddeus Golas)・・・1924年6月15日生まれ。ニューヨーク市コロンビア大学卒。両親はポーランド系で、20世紀初頭アメリカに渡る。タデウスは、ほとんど一生涯、出版関係の仕事に従事していた。1997年没


この記事が参考になったと思った方は、
クリックをお願いいたします。
↓ ↓ ↓ 
blogranking.png
人気ブログランキングへ


にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ第3位
にほんブログ村

<< 前の記事 | 次の記事 >>

この記事が気に入ったらいいね!

この記事が気に入ったらシェアをお願いします

この著者の本


コメントする


同じカテゴリーの書籍: