「人類を変えた素晴らしき10の材料: その内なる宇宙を探険する」マーク・ミーオドヴニク
2017/06/03公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★☆☆☆(68点)
■世の中には、数多くの材料が
存在します。
これらの材料を使って
人類の生活はどんどん
便利になりました。
そして今も新しい材料が
開発されているのです。
■この本では、鉄から磁器まで、
身近な材料の歴史を教えてもらえます。
あまり科学に興味のない人には
入門編としてよろしいのではないでしょうか。
ミーオドヴニクさん、
良い本をありがとうございました。
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■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・紙幣はさまざまな偽造防止の技を隠し持っている。
まず、材料はほかの紙のような木材のセルロース
ではなく、コットン(綿)だ(日本の紙幣の
主原料は三椏(みつまた))(p61)
・1902年に世界のダイヤモンドの90%を
産出していたデビアス社は・・・
「ダイヤモンドは永遠」という文言を考え出し、
ダイヤモンドの婚約指輪が永遠の愛を表現する
唯一誠実な方法だという概念を生み出した(p193)
・エアロゲルのフォームにはほかにも興味深い
性質があるのだが、なかでも注目に値するのが
断熱性能だ(p122)
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【私の評価】★★☆☆☆(68点)
■目次
はじめに:すぐそこにある材料の内なる宇宙へ
第1章:頑強......文明を変えた強くしなやかな「鋼鉄」
第2章:信用......記憶や愛を刻印する「紙」
第3章:基礎......社会の土台として進化する「コンクリート」
第4章:美味......「チョコレート」の秘密
第5章:驚嘆......空のかけらを生む「フォーム(泡)」
第6章:想像......映画も音楽も「プラスチック」のおかげ
第7章:不可視......なぜ「ガラス」は透明なのか
第8章:不可壊......「グラファイト」から世界一薄く強固な物質へ
第9章:洗練......技術と芸術が融合した「磁器」
第10章:不死......九八歳でサッカーを楽しむ「インプラント」の私
第11章:人工......材料科学の未来
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