「スーさんの「ガリガリ君」ヒット術」鈴木 政次
2017/02/08公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★☆☆(77点)
■スーパーやコンビニでよく見る
アイスクリーム「ガリガリ君」を
開発した著者が教える仕事術です。
社内では「鬼のスーさん」と
呼ばれていたので
熱血漢だったのですね。
ばりばり仕事をするあまり
部下の仕事に口を出したこともあり、
今は反省しているようです。
・部下の仕事に口を出したり、
手を出したりするのは、
ある意味「考える機会」を
奪っていることにもなります(p206)
■社内の人間関係についての
話が多いのが印象的でした。
いくら良い商品を開発しても
上司や社内とぶつかっていては
製品化できません。
見当違いのことを言われても、
「そうですね。わかりました」
理不尽な質問をされても
丁寧に答える。
そうした表面的な人間的成長も
何度かの失敗から
学んだことなのです。
・上司に対してはとりあえず、
「はい(YES)、わかりました」
と答えておき、心の中で
「でも(BUT)、あなたの言っていることは
断じて間違っていると思う」とつぶやいて、
ことを収めるのです(p37)
■赤城乳業は社員数400人程度です。
この規模の企業でも
さまざまな価値観のある人とも
うまくやっていかなくては
ならないのですね。
それが分かっていれば
少しは精神的に楽になるそうです。
鈴木さん、
良い本をありがとうございました。
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■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・みんなで合意で商品開発すると、
私の経験上、100%失敗します・・
2人くらいでチームを作って
開発するのがベストだと思います(p188)
・社会に出ると、上司から「予想外の」あるいは
「理不尽な」ひどい評価を受けることがあります・・
当たり前のことだと知っておけば、
深く傷つかずにすみます(p31)
・伝え方・・ポイントは、
「軸の部分がずれないようにすること」
「その場の人たち全員がきちんと"腹落ち"
するまで丁寧に説明すること」です(p123)
・大学を出たばかりの新入社員が
「いや、自分はそうは思いません」
と主張していては角が立ち、
話が進みません・・
まずは、相手の価値観について
学ばせてもらう姿勢が大切です(p38)
・情報を得るために、関連する各業界に
3人ずつ情報をもらえる人脈を
作りました(p157)
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【私の評価】★★★☆☆(77点)
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■目次
第1章 自分らしく働く
第2章 ヒット商品の本質
第3章 仕事を楽しくする極意
第4章 どんな時も折れない心の持ち方
第5章 真のリーダーといわれるための心構え
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