「あなたがいい。超訳手塚治虫」おかの きんや
2016/12/02公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★★☆(89点)
要約と感想レビュー
手塚治虫をよく知るマンガ家、おかの きんやさんに手塚治虫さんという人間を教えてもらいましょう。子どもの頃はいじめられっ子。その手塚治虫が、自分らしさを発揮できるのがマンガだったのです。
締め切りギリギリでも編集者にストーリー案を3つ示して、気に入ったものを書いていく。当然、徹夜の連続。給料は安いし、ときには、アニメ制作に金をかけすぎて多額の借金を負う。それでも死ぬまで、手塚治虫は描き続けたのです。
・睡眠は三日で三時間。こんなつらい仕事を四十年続けるなんて、馬鹿じゃないとできないですよ・・それほど、のめりこめる、面白い仕事なのだ(手塚治虫)(p25)
手塚治虫は、本当にマンガが好きだったんだな~と感じました。手塚治虫は、どんなに締め切り間際でも、ストーリーを、必ず3つ~4つ考えていたのだという。マンガが好きだから金がなくても、死んでもいいと思っていたのです。
そんな手塚治虫は、「きみを信じているよ」とよく口にしていたという。著者はその言葉に勇気をもらっていたのです。おかの さん、良い本をありがとうございました。
この本で私が共感した名言
・子ども時代の手塚治虫は、いじめられっ子でした・・いじめっ子に<おじぎ>をさせよう。そのためには、彼らにできないことをやるしかない」(手塚治虫)(p241)
・アトムで描いたことは、みんなほとんど実現している(手塚治虫)(p30)
・人を信じよ、しかしその百倍も自らを信じよ人に裏切られた時のことを思い出して、述べた言葉。(手塚治虫)(p108)
・中年になると、意外と、学ぶことって自分から探していかないとないんだ。実は、それを見つけると、そこにパッションが生まれて突き進むこともあるんだ(バレエダンサーの熊川哲也)(p37)
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【私の評価】★★★★☆(89点)
目次
輝く
学ぶ
生きる
創る
極める
燃える
伝える
著者経歴
おかのきんや・・・エッセイスト・シナリオライター・漫画家・企画立案家・「企画のたまご屋さん」出版プロデューサー。西沢泰生氏を見出し、売れっ子作家にする。『壁を越えられないときに教えてくれる一流の人のすごい考え方』、『大切なことに気づかせてくれる33の物語と90の名言』は西沢氏と二人三脚でつくりあげたヒット企画。本の企画立案をした主な著名人、片岡鶴太郎、湯川れい子、さくらももこ、など。著書に『しあわせトリック』(ポプラ社)、『30秒でセルフコントロール 幸せ呼吸法』(ヤマハミュージックメディア)、『「磯野家」の幸福』(晋遊舎)などがある。
読んでいただきありがとうございました!
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