「破天荒! サウスウエスト航空 驚愕の経営」ケビン フライバーグ ジャッキー フライバーグ
2016/10/02公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★☆☆(74点)
■LCC(ローコストキャリアー)の
開拓者ともいえるワウスウエスト航空の
歴史を書いた本です。
同社のはじまりはテキサス州の
ヒューストン、ダラス、サンアントニオの
移動に困っていた企業家が
航空会社を作ってしまったというもの。
もちろんはじめは
まったくうまくいきませんでした。
・サウスウエスト航空が通常運賃を
低価格に抑えるという方針を打ち出すまで、
航空業界は足並みをそろえて、民間航空委員会の
認可を受けた均一の高い運賃をとっていた(p46)
■サウスウエストが格安運賃を打ち出したのも
厳しい競争で打ち勝つためです。
低料金だし、金がないから
食事は出さない。
同じ機体で何度も短時間で
何度も往復するわけです。
あとはユーモアのセンスが
良いのでしょうか。
良い本をありがとうございました。
───────────────
■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・他の航空会社が巨大なハブ空港を次々と
設けているときに、サウスウェスト航空は
短距離運航に専念していた。
そして高価な食事を提供するかわりに、
客室乗務員がとっぴなイベントを
展開していたのである(p16)
・10分間ターン(地上要員が飛行機の出発準備を
10分以内に完了すること)・・・
ラードンがフランクリンに
「10分でできるんですか?」と聞き返すと
「できるとも!」という答えが返ってきた(p53)
・サウスウエスト航空が購入する航空機は、
ボーイング737型に限定・・
第一に訓練が単純化できる・・
737だけを知り尽くせばよい(p78)
・1978年に会長に就任したケレバーは人材部を設置し、
ユーモアセンスのある従業員を
採用するという方針で臨んだ。
「空の旅は思い切り面白くなくては!」
というのが彼の口ぐせだ(p88)
・従業員にほかの人たちの仕事を理解させる
ことによって、学習の機会を広げている・・
「最前線計画」・・・
パイロットがランプ要員の仕事に
参加するというものだ・・(p147)
日経BP社
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【私の評価】★★★☆☆(74点)
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■目次
とっぴな発想決めるのはあなただ
ゴリアテとダビデの対決―飛び立つための戦い
激化する戦い―競争がもたらした変革
一匹狼の登場―サウスウエスト航空の個性
厳しい制約の中で―目標を明確に利益を追求
「プロフェッショナル」はお断り―資質を採用し、能力を育てる
官僚主義をぶっ飛ばせ―謙虚に考え、素早く動け
経営者の立場で行動する―疑問を持ち、結果を考える
熱狂的な学習―いつもフレッシュに伸び伸びと
失敗を恐れるな―創造性豊かに発想を転換〔ほか〕
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