【書評】「1冊20分,読まずに「わかる!」すごい読書術」渡邊康弘
2016/09/25公開 更新

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【私の評価】★★★☆☆(78点)
要約と感想レビュー
レゾナンスリーディングとは
神田昌典氏のパートナーとしてアルマ・クリエイションに参画していた著者の読書法は、フォトリーディングに似ています。
まず本を読む目的を明確化。そして,パラパラとページをめくって本のイメージをインプット。1回目は,見ることに集中して,自分の中に本の情報をインストールするのです。
そこから紙に書いたマインドマップに、この本に感じるエネルギーを線で描いていくという。(ちょっと怪しい!)
2回目以降は,斜め読みなどをしながら,自分の気になる情報にフォーカスしながら読んでいけばいいというのです。
レゾナンスリーディングは,マップを描きながら,本とレゾナンス(共鳴)し,著者との対話をしながら,短時間で自分の欲しい情報を得られる読書法です(p34)
感じる部分をメモしていく
そして気になるところに印をつけて、読むべきページをだいたいで決定します。そしてそのページ見開きから興味のわいたところ,何かを感じる部分をメモしていくのだという。そして目的達成のために、気になるところを読んでいくのだというのです。
最終的にレゾナンスリーディングでは、ストーリーを用いて,相手に自分がやりたいことの行動計画や,自分の仕事と日常をどう変えていくのか相手に伝えるところまでをゴールとしているという。
人生を変えたりするには,読書だけではダメで,「行動」することが重要なのです。著者は、「新しい人に出会うこと」と「出来事を起こすこと」を推奨しています。
読む目的を定めるだけで,スピードも記憶力も高まる・・・私たちの脳は・・・明確な目的をもった瞬間に,目的を達成するために必要な情報を探し始めます(p68)
感じる部分をメモしていく
イメージとしてはモザイクが詳細画に変化していくように、全体イメージから必要なところをピックアップしていく読み方でしょうか。確かに最初から一字一句読んでいくより時間はかかりませんし,全体を網羅的に把握していく方法でしょう。
読むのが遅い人,一字一句読まないといけないと思い込んでいる人にはインパクトがあるのではないでしょうか。
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この本で私が共感した名言
・人間の集中力は20分しかもたない(P10)
・実験4 目の前に著者がいることを想定してみる(p72)
・おすすめなのが,気に入った本の著者のサイン会や講演会に参加してみることです(p152)
・文章はゆるいぐらいがちょうどいい・・・ゆるく書いた書評の方が多くの人に「いいね!」をもらえます(p142)
【私の評価】★★★☆☆(78点)
目次
プロローグ 読書も英語も苦手な僕が、ビジネス洋書を年間500冊読めるようになった理由
1章 なぜ、最初から最後まで読まなくても「わかる!」のか?
2章 実践!20分でできる「レゾナンスリーディング」
3章 どこでもサクッと読めて、内容も忘れないから読書習慣が身につく
4章 自分の専門分野ができる本の選び方と読みこなし方
5章 読書で成果を出す人、読んだだけで終わる人
エピローグ 本を読み終えた後にはじまる、あなたの本当の人生
著者経歴
渡邊康弘(わたなべ・やすひろ)・・・レゾナンスリーディング開発者。一般社団法人ビジネスモデルイノベーション協会理事。青山学院大学経済学部卒。学生時代より十数年に渡り、数々事業の立上げに携わる。GMOインターネット、映画制作会社、人材ベンチャーなどを経て、神田昌典氏のパートナーとして株式会社ALMACREATIONSの経営に参画。日本最大級の読書会「Read For Action」の立上げ・協会設立など数々のプロジェクトに携わった後、独立。現在、レゾナンスリーディングを広げる活動とともに、企業のコンサルティングや地域・講師プロデュースを行っている。
さらに、年間500冊以上ビジネス洋書を読破し、ビジネス洋書マガジンの発行や、出版社に翻訳書籍についてのアドバイスも行っている。
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